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「縮毛矯正」の仕組みって?メリットとデメリット

2018.01.09

「縮毛矯正」の仕組みって?メリットとデメリット


縮毛矯正を希望する人が多くいらっしゃる一方、「痛みが心配」とか「すぐにクセが戻ってしまうのでは?」といった心配の声もよく聞きます。たしかに祝毛矯正にはメリットとデメリットのどちらもありますし、施術後のケアも重要です。今回は「縮毛矯正」について、美容師の筆者が解説します。

■縮毛矯正とは?

サロンや開発業者によって考え方が多少異なるのですが、おおよそ縮毛矯正は「髪のクセが強い人が、薬液の作用とストレートアイロンやドライヤーの熱を使用して髪の毛を真っ直ぐにする技術」です。


ストレートパーマとの違いは、

・熱を使用するのが縮毛矯正

・熱を使わないのがストレートパーマ

と考えるといいでしょう。


「髪のクセが弱い方」や「サロンでパーマをかけたものの、やっぱり落したい方」には、縮毛矯正よりもストレートパーマをおすすめします。

■縮毛矯正のメリット

(1)梅雨時期のうねりや強いクセなどをしっかり伸ばすことができます。

(2)髪が扱いやすくなり、朝のヘアセットの時間が大幅に減ります。

(3)うねりがなくなることで、ツヤのある髪になります。

(4)ボリュームが抑えることができます。

■縮毛矯正のデメリット

(1)髪への負担が大きい

縮毛矯正の際は、最初に「1剤」という髪を軟化(やわらかく)させる薬剤を使用し、次に髪をアイロンで熱処理します。万が一、この薬剤の塗布方法や処理方法を間違えると、髪に大きなダメージを与えることになります。「ビビリ毛」といわれる、チリチリの髪の毛になってしまう可能性もあります。ビビリ毛は修復が難しく、元の状態に戻すことはできません。


(2)施術が難しい

上記のように、縮毛矯正は薬剤の扱い方や施術方法が大変難しいものです。髪の軟化状態を的確に判断するには毛髪の知識や施術の経験が多く必要ですし、アイロンを使いますので技術力も必要になります。美容室のメニューの中でも、難易度は上位に入ると思います。


縮毛矯正剤は市販もされているので、「自分でやってみようかな」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロでも難しい施術ですから、ご自身で行うと失敗してしまう可能性が高いです。そのため、セルフ縮毛矯正はあまりおすすめできません。

■縮毛矯正のアフターケア

施術直後は髪の内部が不安定な状態なので、シャンプーはしないでください。また、「いっしょにカラーリングも行いたい」と希望する場合もあるかもしれませんが、両方行ってしまうとかなりのダメージになります。髪と頭皮の安全のため、1カ月は期間をあけることをおすすめします。


数日経過した後は、「就寝前にはしっかりと髪を乾かすこと」、「髪の毛を結ばないで寝ること」を意識しましょう。そうしないと、せっかく真っ直ぐにした髪がクセづいてしまいます。


それから、毎日のトリートメントや髪の扱い方は気をつけなくてはなりません。


縮毛矯正を行った部分は半永久的に効果が持続しますが、根元が伸びるとクセが出てしまいます。毛髪の長さにもよりますが、持続期間は4-6カ月程度だと考えるといいでしょう。



縮毛矯正はまっすぐな髪を手に入れられる一方、デメリットも大きいです。とはいえ、正しい施術・ケアを行えば問題はありません。クセ毛にお悩みの方は、ぜひ信頼できる美容師に相談してみてくださいね。


(執筆 平田昌義/山野美容芸術短期大学准教授、美容師-健康検定協会-)