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もしかして「性病」?デリケートゾーンのにおいと病気の関係

2018.01.08

もしかして「性病」?デリケートゾーンのにおいと病気の関係


デリケートゾーンが臭う場合、「もしかして病気?」と気になってしまうのではないでしょうか。とはいえ、脇や足の裏と同じようににおいがこもりやすい場所なので、単に「蒸れているだけ」の可能性もあります。では、どのような「におい」だと、性病の可能性があるのでしょうか。今回は、「デリケートゾーンのにおいと性病との関係」について解説します。

記事監修



加藤智子 先生


産婦人科医。浜松医科大学医学部医学科卒業、社会医療法人財団新和会八千代病院、三河安城クリニック勤務。日本産科婦人科学会(専門医)、日本医師会(認定産業医)、日本抗加齢医学会(専門医)、NPO法人女性と加齢のヘルスケア学会(更年期カウンセラー)、日本産婦人科内視鏡学会、日本女性心身医学会、検診マンモグラフィ読影認定医、日本気象予報士会東海支部(気象予報士)。女医+(じょいぷらす)所属。


▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/111

■性病の可能性があるデリケートゾーンのにおいとは?

デリケートゾーンのにおいによって、原因は分けられます。デリケートゾーンのにおいが、

  • 魚が腐ったようなにおい

  • 酸っぱいにおい

  • 強烈な刺激臭

であった場合、性病である可能性が高いでしょう。たとえば魚が腐ったようなにおいである場合は


  • カンジダ膣炎

  • トリコモナス

  • 細菌性膣炎


などの性病である可能性があります。また、酸っぱいにおいがきつい場合は


  • クラミジア感染症


である可能性が考えられます。ほかにも、生臭さを伴う強烈な刺激臭であるならば


  • 淋病


の可能性があります。いずれにしても魚が腐ったようなにおいや、強烈な刺激臭である場合は、性病を疑うべきでしょう。その場合は、におい以外にも

  • 性器に痛みがあるか

  • 性器周辺のかゆみはあるか

  • おりものの量が増えているか

  • おりものがチーズ状に固まっていないか

  • おりものの色が黄色や黄緑色になっていないか

などをチェックしましょう。においと共に上記の症状が出ている場合は、性病の可能性がさらに高まります。速やかに婦人科を受診し、適切な治療を受けましょう。

■「酸っぱいにおい」は問題ないこともある?

膣内は雑菌が繁殖しないように弱酸性に保たれており、分泌されるおりものも多少の酸っぱいにおいがします。性病と思わしき症状がなく、酸っぱいにおいだけの場合は、特に異常がないこともあります。


また、デリケートゾーンは雑菌や垢(あか)がたまりやすい部分なので、しっかりと洗えていなかったり、通気性の悪い下着を着用して蒸れたりすると、顔をしかめてしまうようなにおいになってしまうことがあります。たとえば生乾きの雑巾や、きつい体臭のような饐(す)えたにおいを発している場合は、ケア不足が考えられます。


丁寧に洗う、通気性の良い下着を着用するなど、デリケートゾーンを清潔にするように心掛けることで、こうしたにおいを軽減させることができます。ただし、洗い過ぎると必要な菌も取り除いてしまい、性病につながることもあるので注意です。

■すそわきがの場合はどんなにおいになる?

デリケートゾーンが臭う場合、「すそわきが」ということも考えられます。すそわきがは、脇が強烈に臭う「わきが」のデリケートゾーン版といえるものです。


脇やデリケートゾーンには、アポクリン腺と呼ばれる汗を分泌する汗腺があり、ここから出る汗と雑菌が混じることでにおいを発します。一般的なアポクリン腺の数だと、そこまで強いにおいを発することはありませんが、アポクリン腺が多い人の場合は汗の量が多くなり、においも強くなってしまいます。


デリケートゾーンからタマネギが腐ったようなにおいや、鉛筆の芯のようなにおいがする場合、すそわきがの可能性があります。すそわきがを治すには、原因であるアポクリン腺の除去、または高周波を照射するなどしてアポクリン腺の働きを弱めるといった方法もあります。最近では後者の「切らない治療」が注目されているので、すそわきがでお悩みの方は、美容外科に相談してみるといいかもしれません。



もし性病であるならば、デリケートゾーンのにおいはかなり特徴的なものになるので、気になる場合はそのほかの諸症状と共に判断してみるといいですね。


(中田ボンベ@dcp)