世の中にはさまざまなブスがいる。なにも顔面偏差値が低い者だけがブスではない。本連載では現代社会に存在するさまざまなブスをジャンル分けし、その生態や対処法、また己がそうならないための予防法を紹介していく。


ハイテクブスとは

一説には、日本における10代のスマホ利用率は全体の9割を占めるとも言われている。こうした時代の流れを受け、これまでとは比べ物にならないほど、インターネットやアプリケーションは我々の生活においてかなり身近なものになっている。時勢に伴い、このようなテクノロジーを誤った方向に駆使し醜態を晒す「ハイテクブス」なるものが増殖傾向にあるのだ。


今回はそんなハイテクブスに分類される3種のブスを紹介する。


加工後の顔面こそが本当の私「盛りブス」


SNSにアップする写真はもちろん、LINEのアイコンや友だちに送る写メなど、他者の目に触れる自分の顔は、漏れなく写真加工アプリを駆使して盛りに盛っているブス。もはや原型がわからないほどに自らの顔面をアップグレードし、その行為が習慣化しすぎた結果、加工していない素顔を認められず、自分がブスだという自覚が完全に失われている。口癖は「SN●Wやろ〜」


【盛りブスの対処法】

盛れるカメラアプリで撮影し、さらに加工した写真しか認められない盛りブスにとって、「デフォルトのカメラでの他撮り」が最大の弱点。不意打ちで撮影し、SNSにアップすることで撃退できる。(※ この時、盛りブスをタグ付けするのがポイント)どんなにいつも加工しているのがバレバレでも、「加工してない写メは上げないでよ!」とはプライドが邪魔をして注意できないため、嫌われるリスクは高いが、意外と揉め事にはならずに撃退できる。


【盛りブスにならないために】

撃退法と同様に他撮りが有効。スマホに標準で入っているカメラアプリを使って他者に撮影してもらい、それを毎日チェックすることで理想と現実の乖離を防ぐ。


ネットで得たモテテクニックで完全武装「データベースブス」


『男心を掴む7つのモテ仕草♡』『モテる女が絶対に着ない服まとめ』といった、モテるためのあらゆるデータを詰め込みすぎているブス。「年下を惚れさせる服装」「職場でモテるメイク」「男友達を意識させる仕草」など、知識が膨大なあまり混乱をきたし、誰にモテたいのか、そもそも何がしたいのか、何が何だかわからなくなっている。

口癖は「ボーダー着てる女は9割モテないよ〜」


【データベースブスの対処法】

データベースブスは、知識だけが肥大して実践経験が乏しい傾向にある。そのくせ、女友達に「それはモテないよ〜」などと偉そうに語りたがるので、「実際そのテクニックでモテた話聞きたい!」と掘り下げてみよう。効果があったという具体的なエピソードが聞ければこちらも参考になるので、一石二鳥な方法といえる。しかし、ほぼそのケースはないと思ってよい。


【データベースブスにならないために】

「モテテクを調べる1時間より、男性と喋る10分の方が大事」ということを肝に銘じる。


検索スキルを駆使し徹底的に調べ上げる「ネット探偵ブス」


気になる人ができると、すぐさまネット検索し、SNSやブログなどを見つけて相手を調べ上げるブス。SNSアカウントを見つけたら、登録日まで遡ってすべての投稿をチェックする。そこから彼の交友関係まで調べ、アップされた画像は何の躊躇いもなくスマホに保存。ろくに仲良くもないくせに親しい気になり、「いつもリプ飛ばしてるあの女馴れ馴れしい」などと周囲の人間に身勝手な敵意を抱く。誰にもバレないよう慎重に調査するため直接的に害はないが、ただただ気色が悪い。


【ネット探偵ブスの対処法】

ネット探偵ブスの特徴として、隠れて調べ上げていることはあまり知られたくないくせに、“私は彼のことを知っている”というアピールを我慢できない傾向にある。そのため、友人の立場で遭遇した場合、会話の中で「元カノが◯◯だったみたいで〜」といった個人情報が出てくるため、「それ本人から聞いたの?」と逐一聞こう。そう問われる度に“私は彼と親しくない”ということを痛感するため、アピールの勢いをやや弱めることができる。しかし、このタイプのブスが自分の行為に罪悪感を持つことはないので、行為自体を辞めさせることは諦めた方がよい。


【ネット探偵ブスにならないために】

全く仲良くない男性のスマホに自分の写メが保存されていたら、どう感じるかを一旦考えてみる。



(ライター/ほりかわ イラスト/夕海 編集/ヒャクマンボルト)


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