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歯茎の黒ずみ、くすみ…。ピンクに戻せる?ガムピーリングの方法って?

2018.01.18

歯茎の黒ずみ、くすみ…。ピンクに戻せる?ガムピーリングの方法って?


歯や歯茎の汚れが気になって、「思いっきり笑えない……」なんて人がいるようです。今回は、こうした歯茎の黒ずみやくすみの治療法「ガムピーリング」を解説します。これは審美歯科や美容整形外科で行われる施術のひとつです。

記事監修

押村侑希 先生


歯科医。おしむら歯科副院長。女医+(じょいぷらす)所属。


▼おしむら歯科

http://oshimura-dc.com/

▼ryo jimbo dental(毎週日曜日 myobrace による こども矯正歯科専門)

http://ryojimbo-dental.com/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/205

■「ガムピーリング」の種類

コーヒーや紅茶をよく飲む人、喫煙する人で、黒ずんだ歯茎が気になっている人は、「ガムピーリング」によってきれいなピンク色の歯茎を取り戻せるかもしれません。「ガムピーリング」とは、食品や喫煙などの影響で着色した歯茎から色素を取り除く治療法で、主に以下の2種類が行われています。


  • 薬剤による「ガムピーリング」

    薬剤で「ガムピーリング」を行う場合、主に「フェノール」が使われています。これは、歯茎の表層部分を溶かすことによって、黒ずみを除去するというものです。歯茎の表層部分は再生しますので、治療によって溶けるといっても問題ありません。メラニン色素が沈着した表層部分が溶け、ナチュラルなピンクの歯茎となって再生します。

  • レーザーによる「ガムピーリング」

    色素が沈着して黒くなった部分に、直接レーザーを照射することで取り除きます。薬剤による治療と同じく、薄くなった表層部分は再生するので心配いりません。


この2種類以外には、外科的手術による「ガムピーリング」があります。これは歯茎の色だけではなく、形に問題がある、歯茎が目立つなどの場合に行われることがあります。審美歯科などで多く施術される術式です。

■「ガムピーリング」ができない場合もある

「ガムピーリング」は魅力的な治療ですが、以下のような場合には治療ができません。


  • 金属の色移りが原因の場合

    歯の治療で、金属製の「人工歯」や金属の土台を使った「人工歯」というものがあります。この金属の周辺にできた黒ずみの場合、歯茎の表層部分だけではなく、内部までも変色してしまっています。こうなると、表層部分を溶かす「ガムピーリング」での治療は難しくなります。とはいえ、内部に侵入した黒ずみを取る術式もありますので、一度医師に相談してみることをおすすめします。

  • 妊娠中の人、フェノール、アルコール類にアレルギーのある人

    「ガムピーリング」は薬剤を使う治療法です。このため、妊娠中の人、薬剤にアレルギーのある人は治療を断られる場合があります。

■「ガムピーリング」の費用

「ガムピーリング」は全国各地の歯科クリニックで受けることができます。治療にかかる費用は、上下合わせて1万円(片側のみ5,000円)ほどというのが一般的です。公式webサイトで、料金表を公開している歯科クリニックもありますので、参考にするといいでしょう。

■歯茎の黒ずみ、くすみ予防のセルフケア

歯茎の黒ずみ、くすみは歯茎にメラニン色素が沈着することなどによって起こります。色が付いてしまったものをきれいにすることはできませんが、以下のようなことを取り入れて予防しましょう。


  • たばこをやめる

    喫煙によって歯茎のメラニン色素が沈着することが分かっています。つまり、喫煙の習慣をやめれば歯の黒ずみ防止に効果があるといえます。ただし、受動喫煙の場合でも影響があるといわれます。

  • 紫外線を防ぐ

    紫外線によって日焼けをすると、肌が黒くなります。同様に、歯茎も紫外線の影響で黒ずんできます。日差しが強いときは、外出時に日よけを使いましょう。

  • 歯茎をマッサージする

    1日1回、指で円を描くように歯茎をマッサージします。歯茎の血行を良くする効果が期待できます。ただし、歯茎はデリケートなので、過剰にマッサージしたり、力を入れ過ぎないように注意してください。


歯や歯茎に自信がないので人前で笑うのが恥ずかしいという人は、今回ご紹介した「ガムピーリング」のほか、「ホワイトニング」や「セラミック治療」、「歯列矯正」など、自信を持って笑えるようになるための治療はたくさんあります。専門的な治療も多いですが、ガムピーリングは比較的一般的な治療です。治療を受けられるクリニックは増えているので、気になる方は相談してみてはいかがでしょうか。


(藤野晶@dcp)