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おふとんってどれくらいの頻度で干せばいい?寝具のお手入れ方法

2017.04.23

おふとんってどれくらいの頻度で干せばいい?寝具のお手入れ方法


幸せな眠りに導いてくれる「ふとん」ですが、皆さんはどれくらいの年数同じものを使っていますか?ちゃんとお手入れはしていますか?もしかすると1年中、敷きっ放しという人もいるかもしれませんね。そこで今回は、ふとんをより良く使うためのコツを、「ふとんの西川」として有名な東京西川のスリープマスター・杉原桃菜さんに聞いてみました!

取材協力・監修


杉原桃菜氏


東京西川・日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター。社内では主に販売員教育などを担当しているほか、自ら眠りのアドバイザーとして全国で快眠セミナーや、寝具選びのコンサルティング、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行う。


東京西川のHP

http://www.nishikawasangyo.co.jp/

■ふとんの買い替えどきは?

最初に「ふとんの交換の目安」について聞いてみたところ、掛けふとんの場合、良質な羽毛ふとんなら10年近く使うことができるそうです。しかし羽毛ふとんは中身が見えず、品質にもばらつきがあるため、短い年数でも中の羽毛が吹き出したり、つぶれてボリュームが減ってしまうこともあり、短ければ3~5年で傷んでしまうこともあるようです。ですので、羽毛ふとんの買い替え時のタイミングを計るには、「ボリュームが保てているかをひとつの目安にするのもいい」とのこと。


綿素材製の掛けふとんについては、「使い方や保管方法にもよりますが、羽毛の掛けふとんよりも寿命が短い」そうです。これも羽毛ふとんと同じく、ボリュームを保てているかを目安にしましょう。


続いて敷きふとんについてですが、一般的な綿の敷きふとんの場合、だいたい3~5年が交換の目安になるようです。最近人気のウレタン素材の敷きふとんだと耐久性7~8年と長いものもありますが、敷きふとんは毎日使うため特に腰の部分がへたってしまっていないかチェックして、買い替えの目安にするのも良いとのことでした。

■ふとんケアのポイント

掛けふとんや敷きふとんを長く使うには、お手入れが重要です。特に湿気は寝具の大敵なので、湿気を取るために干したり乾燥させることが大事になってきます。杉原さんにまずは掛けふとんの干す頻度について聞いてみたところ、

  • 綿の掛けふとんは天日干しでしっかり湿気を取る。目安は週に1-2回

  • 羽毛ふとんは陰干しにする。目安は月に1-2回

綿の掛けふとんは湿気を吸いやすいので、天日干しでしっかりと湿気を取り除くことがポイントです。反対に羽毛ふとんは天日干しにすると、直射日光で生地を傷めてしまう可能性があるので日に当てる場合はカバーをつけたままがおすすめ。また羽毛という素材は動物性で放湿性に優れているため、綿のふとんに比べてそこまでこまめに干す必要はありません。


次は敷きふとんです。敷きふとんは汗を吸い非常に湿気がたまりやすいため、綿の場合はこまめに天日干しするのがおすすめ。毎日干してもいいくらいなのだそうです。ウレタン製のものは風通しの良いところに立て掛けて裏面をよく乾かしましょう。


湿気はふとんの中だけでなく、畳やフローリングとの間にも多くたまります。カビの原因にもなるので、敷きっ放しは避け、毎日上げて湿気を逃すのも大事。除湿シートを活用するのもいいとのこと。また、敷きふとんの下にマットレスを敷く人もいますが、重ね過ぎると湿気がたまりやすくなるため、より湿気対策が重要になります。

■手軽なふとん乾燥機もおすすめ

ふとんの湿気取りには「ふとん乾燥機」も役立ちます。「乾燥させ過ぎるのも良くないのでは?」と思うかもしれませんが、乾燥させ過ぎで悪くなることはありません。また、乾燥機を使うことでふとんのダニ対策にもつながります。ダニは湿度の高い場所に生息するためふとん乾燥機を使うことで、湿気とダニの両方をカバーできます。


ダニのアレルギーとして出る咳やかゆみはダニそのもの以外に、ダニの死骸やふんといったダニアレルゲンと呼ばれるものが原因です。ふとんをたたくとそうしたダニアレルゲンが表面に出てくるので、それを掃除機で吸うなどして除去するのもいいでしょう。天日干しをして軽くたたいて掃除機をかける、という流れが理想。ただし羽毛ふとんは強くたたき過ぎると、羽毛がちぎれてしまいますので、軽く表面を払う程度にしましょう。


ふとんの手入れとして、丸洗いするというのも挙げられますが、家庭で水洗いできないものもあるので、取り扱いタグをしっかり確認してクリーニングも活用してください。また、ふとんではなくシーツも最低でも週に1~2回など、こまめに洗うことが重要です。


特に枕カバーは肌に直接触れるものなので皮脂などで汚れやすく、2~3日に1回洗いたいところ。夏は毎日洗うのが理想です。カバーの汚れは肌のトラブルにもつながるので、そのまま使っているという人は注意です。



お肌のトラブルに悩んでいるという人は、もしかするとふとんやシーツ、カバーに問題があるかもしれません。ふとんを干さない、敷きっ放し、カバーやシーツを洗っていないという人は、できることから改めてみるといいかもしれませんよ!



(中田ボンベ@dcp)