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お悩みスパッと解決塾 09:あれっ、都会に疲れちゃった?それなら銭湯で気分さっぱりリフレッシュ!

2018.01.27

お悩みスパッと解決塾 09:あれっ、都会に疲れちゃった?それなら銭湯で気分さっぱりリフレッシュ!


どんな人にもコンプレックスや悩みってありますよね。そしてそんなときにもらう、「こうすればいいよ」なんて正攻法なアドバイスは逆に心に響かないことも……。そこでこの連載では、毎回さまざまなお悩みをあらゆる分野の専門家や著名人に相談し、一風変わった視点からその解決法を探っていきます。



「地方から東京に出てきて1年。仕事ばかりの毎日で、帰宅が深夜になることもしばしば。

このところ、すっかり疲れ果ててしまっている自分に気づきました。人ごみの多さやせわしない雰囲気にもまだまだ慣れません。このまま都会でやっていく自信がなくなってきちゃいました……」(21歳、金融)

「たまには銭湯に行ってみませんか? 東京にはバラエティ豊かな銭湯がいっぱい。溜まった疲れを癒してリフレッシュできますよ!」(銭湯OL やすこさん)


慣れない都会暮らし、それに加えて仕事でのストレスや疲労。相談者さんのお悩みは、地方から上京してきた人誰もが多かれ少なかれ感じるものかもしれません。疲れ切った心と体を癒すには何をすればよいのでしょうか?


その解決策のひとつとして今回お話をうかがうのは、銭湯OLのやすこさん。彼女は仕事でしんどいことがあった日、帰りに銭湯に立ち寄ったところ、うじうじしていた気持ちが一気に吹っ切れて体まで楽チンになったという経験の持ち主。それ以来、さまざまな銭湯に出かけることにハマり始めたのだとか。そんなやすこさんに、心も体もきれいさっぱり洗い流してリフレッシュできちゃうような銭湯を教えてもらいましょう!

■洗濯機型浴槽で心の洗濯を! 久松温泉(大田区)

やすこさん、東京暮らしに疲れ切ってしまったという相談者さんですが、同じ都内でも逆に疲れを吹き飛ばせるような銭湯ってあるんでしょうか?


「もちろん、東京にも素敵な銭湯がたくさんありますよ~! そうですね、まずは……『心の洗濯』がうまくできないときは洗濯機型浴槽に入っちゃうのはいかがでしょう?」


……うん? のっけから何やらすごいのが来ましたよ! 洗濯機型の浴槽……?


「大田区の久松温泉にあるのが、通称『洗濯機型浴槽』です。丸い浴槽内のジャグジー&ジェットがぐるぐる回って、お湯の中はまるで洗濯機。ちょっと逆らって定位置に座っても良いし、流れに身を任せてぐるぐる回ってもいい。好きに自分を洗濯してみてください。心身共に楽になるはずです。」


▲奥にあるのが円形の浴槽、人呼んで「洗濯機型浴槽」

ジャグジー風呂はよくありますが、お湯がぐるぐる回っているというのは珍しいですね!


「そうなんです。洗濯機型浴槽は都内でも多くないので行ってみる価値アリです。更に久松温泉は天然温泉の黒湯があります。黒湯はアルカリ性で肌がすべすべになることから『美人の湯』とも呼ばれているんです。

ほかにも無料スチームサウナや外気浴スペースなど、身体を温めてクールダウンする施設が充実しています。」


▲黒湯は2つの温度の浴槽があり、芯からあたたまります

洗濯機浴槽に美人の湯……銭湯を出るころには、生まれ変わったかのようにピカピカになれそうですね。池上本門寺のすぐそばなので、帰りに立ち寄ってお参りすればさらに心が洗われることでしょう!

■都心の露天風呂からビルと星空の眺めを 宮城湯(品川区)

さて、次はどんな銭湯を紹介してくれるんでしょうか?


「お悩みを聞くと、相談者さんは知らないうちにちょっと気張りすぎているのかもしれませんね。等身大の自分に気づかせてくれる銭湯が、品川区にある宮城湯です」


▲3階の露天風呂からは昼は青空、夜は星空が!

1階と3階が毎週火曜日に男女入れ替わりになるんですが、特に3階の露天風呂の小窓からはビルの夜景が見えるんです。外気や大きく広がる空を感じながらあったかいお湯に浸かって、目の前に広がる都会ならではの夜景を眺める……今日の分ぐらいの悩みはどうでもいいやって思えますよ!」(※小窓を開ける際は周りの人にお声がけしてからお開け下さい)


高層ビルが立ち並ぶ夜景を眺めて、逆にちっぽけな自分を認めてしまうというのもいいかもしれません。


「特に冬の今の時期は星が綺麗なのでぜひ! お湯はなんと、メタケイ酸を含む無色透明無味無臭の天然温泉です。温度も熱すぎないですし初めての方でも安心ですよ。また、屋内には寝たり・座ったり様々なスタイルで楽しめるジャグジーがあるのでそちらも満喫してリフレッシュして下さい。」


▲すべてが天然温泉なので、ジェットバスなどもより贅沢気分!

■看板ムスメならぬ「看板男」がいる銭湯 千代乃湯(三鷹市)

やすこさん、最後にオススメいただくのはどんな銭湯でしょうか?


「はい、三鷹にある千代乃湯です。ここはあったかな人情にもふれられる銭湯です。


目印は店主さんの笑顔とメッセージがでっかく写った看板。入口途中に立っていて、訪れる人を出迎えてくれます」


▲インパクト抜群! 千代乃湯の看板

「ここは店主さん、スタッフさん、常連さんが気さくに語り合えるような銭湯です。スタッフさんも気さくにお声がけしてくださることはもちろん、露天風呂に藤棚や桜をはじめ季節の草花があったり、交代で譲りあえる壷風呂が2つあったり……お客様同士でもついつい会話が弾む自然な工夫がされています。

なので『銭湯って旦那さんや常連さんとの会話の敷居が高そうで、行きにくいかも?』なんてイメージを持っている方も、ぜひ気軽に行っていただきたいです」


▲お客さん同士、自然と会話も弾みそうな人情系銭湯

へぇーーー。まさに看板ムスメならぬ「看板男」の店主さんですね! 地域の社交場として人々とのコミュニケーションも楽しめるという千代乃湯。都会の生活は人づきあいが希薄になりがちですが、そんなときにぜひ訪れたいですね。



以上、都会の生活に疲れたときに訪れたい東京の銭湯3選。実にバラエティ豊かで、銭湯の奥深さや魅力にあらためて気づかされますね。


「銭湯の魅力は、まさに「人柄」。人柄というと、生身のコミュニケーションと考えがちですが、脱衣所にお花が生けてあったり、浴室内がぴかぴかであったりすることも、人柄の現れだと私は思っています。だからまずは肩の力を抜いて銭湯に行ってみて欲しいです」と話すやすこさん。


皆さんぜひ、ふだん身にまとったメイクや服、気負った心を脱ぎ捨てて銭湯ですべてを洗い流してはいかが?

写真提供:

【公式】東京銭湯/東京都浴場組合 http://www.1010.or.jp

★今回のアドバイザー



銭湯OLやすこさん


銭湯好きが高じて、東京をはじめ全国のさまざまな銭湯を訪れた記録を記したブログが人気を博している。東京都浴場組合主催イベントへの出演や、銭湯イベントのサポートや企画も行う。東京都浴場組合公認ライター、札幌銭湯公認ライターとしても活動中。


▼ブログ「銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~」

http://blog.goo.ne.jp/sentou-yasuko

▼銭湯の魅力をネイルに落とし込む「銭湯ネイル」

https://sentou-nail.wixsite.com/sentou-nail

(取材・執筆/鷺ノ宮やよい 編集/ヒャクマンボルト)

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