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マスクによる肌荒れを防ぐには?花粉症の季節に注意すること

2018.01.31

マスクによる肌荒れを防ぐには?花粉症の季節に注意すること


風邪や花粉症の季節はマスクが手放せない、という方も多いのではないでしょうか。しかし、一日中マスクをしていると肌荒れしたり、ニキビができたり、耳の後ろが痛くなったりしてしまうこともありますよね。いったいどうすれば防げるのでしょうか?今回はマスクをする際の注意点を、皮膚科医の観点から解説します。

■マスクが肌トラブルにつながる原因

①マスクの中が蒸れる、湿度と温度が高くなる

マスクの中は密室のような状態となっており、蒸れて、湿度と温度が高くなっています。

会話や、くしゃみ、咳をすると唾液が飛びます。唾液に付着していた雑菌は、マスクの中の蒸れた空気(高い温度と湿度)で繁殖します。この、繁殖した雑菌が肌トラブルの大きな原因となります。


②マスクの着用によって摩擦が起こる

マスクを着用することで、肌の摩擦がうまれます。肌にとって、摩擦は「刺激」です。長時間着用すると摩擦による刺激を多くうけるため、肌トラブルにつながります。顔を覆っている部分だけでなく、耳にかけるひもやゴムも、肌への刺激のひとつです。


③マスクの素材が肌に合っていない

使い捨てのマスクの多くは、「不織布」でできています。不織布は、ゴワツキがあるので、肌に合わない人もいます。

また、抗菌剤を使用しているマスクも多くありますが、この抗菌剤に反応して肌荒れを起こすこともあります。

■マスクによる肌トラブルを最低限に抑える方法

①メイクを控える

マスクで隠れる部分は、メイクをするのを控えましょう。ファンデーション、下地などのメイク用品には、様々な石油系の脂、香料、添加物が含まれています。健康なときは、負担なく使用できているとしても、マスク着用の下では雑菌を増やす元となる可能性があります。


②保湿をしっかり行なう

スキンケアは普段よりていねいに行なってください。お肌が保湿されていれば、摩擦の影響を最小限に抑えられます。もし、すでに肌荒れを起こしてしまっていて赤みや痛みがあるなら、皮膚科を受診して必要な薬を処方してもらいましょう。赤みは、放っておくと色素沈着、シミの原因となることもあります。


③ガーゼマスクを使用する

ガーゼで作られたマスクは、不織布マスクよりも肌に優しく、肌荒れを起こしにくくなります。肌触りもやわらかいので、長時間着用しても負担になりにくいです。洗濯をして繰り返し使用できます。


マスクによる肌トラブルに悩まされている方は、以上の3つに気をつけてみてください。

■「耳の後ろが痛い!」を防ぐには

マスクの着用によって耳の後ろが痛くなることもあると思います。我慢してそのまま着用し続けると、炎症を起こして膿んでしまうこともあります。


①マスクのサイズを確認する

小さすぎるサイズのマスクを着用すると、耳の後ろに負荷が強くかかります。ご自身の顔のサイズのあったマスクを使いましょう。


②ゴムひものマスクは避ける

ゴムのひもは伸縮性があるため、耳に食い込みやすくなります。細いタイプのゴムは特に食い込みやすいです。耳の負担になりにくい、不織布タイプのものを使うようにしましょう。


③使用前にマスクの耳にかかる部分を伸ばす(テープで皮膚を保護する)

ゆるくなりすぎない程度にひもを伸ばしておきましょう。

また、肌に負担がかかりにくい「医療用のテープ」を耳の後ろに貼っておくと、直接ひもが肌に触れないので痛くなりにくいです。


マスクを長時間使用するときは、以上の点に注意するといいですね。



最後になりますが、使い捨てのマスクを繰り返し使用するのは絶対にやめましょう。雑菌が付着したマスクをまた肌の上にのせてしまうことになるので、肌にはよくありません。繰り返し使用できるガーゼマスクも、使用後は洗濯をして毎日清潔な物を使用することが大切です。


(執筆 長谷川佳子/小田原銀座クリニック美容皮膚科 形成外科医-健康検定協会-)