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地黒でも色白になれる?美白を目指すケア方法

2017.05.01

地黒でも色白になれる?美白を目指すケア方法


一時は色黒ブームで日焼けサロンが大人気になりましたが、ここ数年は色白ブームで化粧品も美白をうたったものが多くあります。


同じ日本人でも色白の人もいれば、色黒の人もいますよね。特に陽を浴びた訳でもないのに肌の色が黒い人、逆に、陽に焼けてもすぐに肌が白くなるという人もいます。この違いというのは、どうして起こるのでしょうか。今回は、肌の色の違いについて、医師の筆者が解説いたします。

■肌の色の違いはどうして起こる?

私たちの肌の色は大きく分けて黒人、アジア人、白人の3種類に分類されます。これらはメラニン色素の比率によります。メラニン色素は2種類あり、刺激で茶色になるユーメラニン赤みのある茶色になるフェオメラニンです。


この2種類により、すべての人の肌の色が決まるのです。私たちアジア人はユーメラニンとフェオメラニンの量は中間ですが、同じ日本人でもユーメラニンが多めで肌が黒めな人からユーメラニンが多めで肌が白めな人までいるため、ケアに難渋するのかもしれません。

■色黒になるメカニズム

さて、みなさんは美白になりたいですか?そのために何をしていますか?


先ほど解説したメラニン色素のもとになるメラノサイト自体には、実は色はありません。しかし、紫外線やホルモン、肌をこすったりなどの刺激を受けると、チロシンキナーゼとういう酵素が働き、「色素」を発生するのです。


ユーメラニンが多い人はすぐに黒くなり、フェオメラニンの多い人は赤くなります。その段階でケアしてあげることが大切です。

■美白を目指すためのケア方法

まず紫外線からの刺激を絶つため、外側からのケアとして、日傘や帽子、サングラス、日焼け止めなどで物理的な日よけをします。そして洗顔、お化粧による摩擦を減らしましょう。ホルモンのバランスを整えることも大切です。


内側からのケアとしてはホルモンバランスを整えるため健康的な食生活をすることが基本ですが、とくにビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEの摂取を奨励しています。


美容ビタミンの代名詞・ビタミンCは肌の組成物であるコラーゲンの原料であり、またチロシンキナーゼの働きを抑える抗酸化物としての効能を発揮しますので、美白・美肌のためには、ぜひとも摂っておきたい栄養素です。



紫外線によるダメージは皮膚ガンなどのリスクになる可能性もあるので、色白の人が日焼けをして色を黒くすることはおすすめできません。


また皮膚の色が黒いことの原因が、病気によるものの可能性も否定できません。色の濃さにムラがあり、傷を伴っていたり、範囲が広がったりするようなら、一度、皮膚科を受診することをおすすめします。


(長谷川佳子/小田原銀座クリニック美容皮膚科 形成外科医-健康検定協会-)