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鼻水に血が混ざっている…。いったいどうして?考えられる原因

2018.02.14

鼻水に血が混ざっている…。いったいどうして?考えられる原因


はなを「チーンッ!」とかんだとき、鼻水に血が混ざっていたことはありませんか? 何かの拍子に鼻の中が傷ついて血が出てしまった、という場合もありますが、心当たりがない場合は不安になってしまいますよね。そこで今回は、鼻水に血が混ざっている場合に考えられる原因について解説します。

記事監修


稲葉岳也 先生


耳鼻咽喉科医。医学博士。東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。医師+(いしぷらす)所属。


▼いなばクリニック

http://www.inabaclinic.jp/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/200

■鼻水に血が混じっている場合に考えられる原因は?

  • 原因その1「爪で鼻腔内を傷つけてしまった」

    まず考えられるのは鼻腔(びくう)内に何らかの傷が付き、そこから出た血が鼻水に混じったケースです。鼻の中は傷つきやすいため、ちょっとしたことで出血してしまいます。たとえば「鼻くそ」を取ろうと指を突っ込んだりすることで、傷つけてしまうことなどが挙げられますね。これは単純な外傷によるものです。

  • 原因その2「鼻炎を原因とする毛細血管の破れ」

    風邪やアレルギー性鼻炎などの病気は鼻の毛細血管が広がります。広がった毛細血管は破れやすいため、何度もはなをかむと破れて出血してしまいます。はなのかみ過ぎで血が出るのは、こうした理由からです。この血が鼻水に混じるということも考えられます。

  • 原因その3「鼻茸からの出血」

    鼻の中にポリープができることがあり、このポリープは「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれています。鼻茸ができてしまう原因は、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などがきっかけといわれていますが、詳しくは分かっていません。鼻茸ができるとそこから出血しやすくなり、鼻水に血が混じることが多くなります。

  • 原因その4「副鼻腔真菌症による出血」

    副鼻腔真菌症は、鼻の周辺にある副鼻腔という空洞で、真菌(カビ)が繁殖して炎症を起こす病気です。副鼻腔真菌症になると鼻詰まりや痛みのほか、鼻出血を起こすため、鼻水に血が混じりやすくなります。

  • 原因その5「副鼻腔腫瘍」

    鼻水に血が混じっていた場合、大きな病気である可能性も考えられます。そのひとつが副鼻腔に腫瘍ができる「副鼻腔腫瘍」です。副鼻腔腫瘍は良性と悪性(がん)がありますが、いずれの場合も初期症状として鼻出血があります。


    悪性のものは、上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる鼻の両脇部分にある副鼻腔にできる「上顎洞がん」が代表的なもの。腫瘍が小さいうちは自覚症状がないため、発見が遅れることがある病気です。

■鼻血が出ないようにするためには?

鼻の病気でない場合は、ほとんどが鼻の中を傷つけたり、はなのかみ過ぎによる出血でしょう。こうした出血を起こさないためには、

  • 指で鼻の穴をほじくらない

  • 勢いよくはなをかまない

基本的ではありますが、このふたつが大事です。鼻の中に異物感がある場合は、ティッシュを使って取り除くなどして、爪で傷つけないようにします。また、はなをかむ際は、片方の鼻を押さえて片方ずつかむように気を付けます。一度に強くかまずに、数回に分けてゆっくりとかむようにしましょう。



もし風邪や鼻炎でないのに、頻繁に鼻血が出たり、鼻水に血が混じるようであれば、まず耳鼻科の医師に相談するようにしましょう。


(中田ボンベ@dcp)