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なぜチリチリなの?アンダーヘアに関する素朴なギモン

2018.02.16

なぜチリチリなの?アンダーヘアに関する素朴なギモン


第二次性徴期頃からスタートする、アンダーヘアとのお付き合い。ずっと一緒に生きてきたのに、案外知らないことが多いものです。たとえば、「なぜチリチリなのか」とか「なぜほかのムダ毛に比べて抜け毛が多いのか」とか……。今回はこうした疑問について、INFA(国際エステティック連盟)認定エステティシャンでセラピストの竹下康代さんに聞いてみました。

取材協力・監修



竹下康代さん


ココロとカラダのセラピスト。

福岡県出身、東京在住。全国で活動中。メンテナンスサロンRealHoney&セラピスト育成スクールTSMA主宰。INFA(国際エステティック連盟)認定エステティシャンゴールドマスター。


▼メンテナンスサロンRealHoney

http://real-honey.jp/wp

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/201

Q1.なんでチリチリなの?

A.そのことについて研究している人がいないため、よくわかっていません。


ただ、日本で唯一hair biology(毛髪生物学)を専門に研究している島根大学の松崎貴(まつざき・たかし)教授によると、次のような理由が推察されるそうです。

  • 1.性交時のクッション

  • 2.外からの遺物侵入を防ぐため

  • 3.フェロモンを溜め込むため

Q2.なんで抜けやすいの?

A.目立つだけで、特に「抜けやすい」わけではありません。


アンダーヘアは約2年周期で新しい毛に生え変わります。人の陰毛の数はおよそ1000本~5000本といわれており、そうなると多い人で1日に6~7本の毛が抜ける計算になります。これは髪の抜け毛よりもずっと少ない本数です。


ただし、もちろん抜ける本数は日によってバラつきがあります。たまに多めに抜けたのを見て、「すごく抜けた」と感じる人もいるかもしれませんし、髪に比べて「落ちていると目立つ」ため気になってしまうのかもしれませんね。


ちなみに、きつい下着を履いていると、摩擦で抜けやすくなることもあるようです。

Q3.アンダーヘアも白髪になるの?

A.なります。


久世光彦の小説『一九三四年冬―乱歩』には、40歳になった江戸川乱歩が、風呂場で陰毛に白髪を発見しショックを受ける、という描写があります。このことからも陰毛が白髪になるということがわかります。


一般的には頭髪と同様、40代頃からアンダーヘアにも白髪が混じり始めるようです。個人差はありますが、年とともにその割合は増えていきます。ストレスや栄養不足、睡眠不足や血流量不足によって白髪になることもあるようです。


Q4.禿げることはあるの?

A.アンダーヘアに限らず、どの体毛も薄くなる可能性はあります。


主な原因は、毛を生み出す毛母細胞の老化です。また、ストレスなどで頭髪が円形脱毛症になったりしますが、陰毛が円形脱毛症になってしまう人もいます。

Q5.濃い人と薄い人の差は?

A.性ホルモンが関係しているといわれています。


男性ホルモンが多いと剛毛になると考えられていますが、この量については遺伝によるもの。食事やサプリメントによって明確な変化が起こるものではありません。

Q6.アンダーヘアは処理したほうがいいの?

A.気になるようでしたら、ほかのムダ毛と同じように処理したほうがいいでしょう。


アメリカでは2000年頃から、アンダーヘアをツルツルに処理する「ハイジニーナ」と呼ばれる脱毛が人気となり、6割以上の女性がアンダーヘアを完全に除去しているようです。ハイジニーナにするまではいかなくても、9割以上の人は何らかの処理をしているとのこと。


2004年に行われたアメリカのある研究では、女性の脇の下が除毛されていない状態に対する嫌悪感は、「食べ物にハエやウジ虫がとまっているのを見たときにもよおされる嫌悪感と同レベルである」という結果が出ました。


ただし、自己処理をする場合はトラブルにも注意。米カリフォルニア大学の研究では、「陰毛の処理をする人の4分の1以上が、切り傷、熱傷、発疹などを経験していた」とする研究論文を発表しています。また、これらの陰部の傷が増えることが原因で、「陰毛の手入れを頻繁にする女性は、しない人に比べて性感染症のリスクが3~4倍」という研究結果もあります(米テキサス大学)。


アンダーヘアを処理する場合は、なるべく自己処理は避け、プロにお任せしたほうがいいかもしれませんね。


(取材・文 坂野りんこ/OFFICE-SANGA)