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屋内でも紫外線対策すべき?もし日焼けしてしまったら、どうしたらいい?

2018.02.20

屋内でも紫外線対策すべき?もし日焼けしてしまったら、どうしたらいい?


長時間、野外で過ごす日は日焼け止めを塗るなどの対策は欠かせませんよね。「屋内なら安心」かと思いきや、なんと「一般的な蛍光灯からも紫外線が出ている」というウワサがあります。もしかして、家の中でも日焼け止めは必要なのでしょうか?また、もし日焼けしてしまったらどうしたらいいの?専門家に聞きました。

蛍光灯から紫外線が出ている!?

まずは蛍光灯・LED電球を作っている代表的なメーカーに、各製品に含まれている紫外線量について問い合わせてみました。


ほとんどのメーカーからは「基本的に、人体に影響のない量とお考えください。具体的な数値についてはお答えできません」という返答があったのですが、その中でも唯一、パナソニックだけは、はっきりとした数値について回答してくれました。


「紫外線の絶対量は、ランプのワット数によって変わります。蛍光灯から変換される紫外線は、ワット数の約0.5%。LEDの場合はチップを封止している樹脂によって紫外線が吸収されるため、ほぼゼロになります」(パナソニックの担当者)


さらに、別の担当者によると、「蛍光灯から紫外線が出ていたとしても、人体に有害な300nm以下の紫外線はガラス管がカットするため、影響はございません」とのこと。


つまり、蛍光灯からの紫外線は、普通に生活している分にはまったく気にする必要はないということです。家の中ではひと安心、ということができるでしょう。

日焼けしてしまった肌…リカバリできる?

次に、オザキクリニック目黒祐天寺院の朽木律子医師に、日焼けしてダメージを受けた肌がどうなるか、そしてその回復方法を伺いました。

取材協力・監修



朽木律子 先生


皮膚科医。オザキクリニック 目黒祐天寺院 院長。自身でコスメを開発するほどの美容マニア。美肌治療や注入治療(ヒアルロン酸、ボトックスなど)が得意。美容のプロとしての的確なアドバイスに定評があり、魅力を引き出するカウンセリングをうけたいと、全国からファンが来院する。

「日焼けとは、肌が炎症を起こしている状態です。繰り返し焼くことでその炎症が新たなメラニンを作る原因となり、シミがどんどん濃くなっていきます」(朽木先生、以下同)


――セルフケアする場合、どのようにしたらいいのでしょうか?


「クリームやマッサージはまず効果は見込めません。特にマッサージはたるみの原因となる可能性も。サプリメントはモノによっては……、というところですが、市販されているサプリメントは成分や有効成分の含有量がわからないこともしばしばあります。保険適応外ですが、できれば医療機関でビタミンCやトラネキサム酸を処方してもらうことをおすすめします」(同)


――医療機関では一般的に、日焼けした肌に対してどんなケアをされるのですか?


「できているシミの種類にもよりますが、レーザー治療や光治療を行うのが一般的でしょう。ただ、具体的にどんな治療をするかは一概には言えないのが正直なところです。


どんな治療がいいのか、どんな栄養をとるべきかには個人差があります。ほかの人に効いても自分に合っているとは限りません。もちろん、自分ひとりではもっとわかりませんし、それをお答えするのがプロである美容皮膚科医の仕事だと思っています」(同)


――お肌に不安を抱える人は、自分であれこれ試さずにプロに相談するのが一番ということですね! ありがとうございました。



蛍光灯を避ける必要まではないようですが、「日焼けしないようにする」のは美容の基本中の基本。もし日焼けしてシミができてしまったら、それ以上濃くならないよう、また増やさないよう、今後の紫外線対策を行うことが重要です。とはいえ、間違ったケアをしてしまわないよう、まずは一度専門家に相談してみてもいいかもしれませんね。


(取材・文 坂野りんこ/OFFICE-SANGA)