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おならがよく出てしまうときの対策は? においはどう抑えるの?

2018.03.02

おならがよく出てしまうときの対策は? においはどう抑えるの?


おならは生理現象なのでガマンする必要はないかもしれませんが、どこでも気にせず出すわけにもいきません。できるだけおならの回数は減らし、においも抑えたいところですよね。そこで今回は、おならの頻度を少なくするにはどうすればいいか、またおならのにおいを抑えるコツを解説します。

記事監修



宮崎郁子 先生


消化器内科医。東京医科大学医学部医学科卒業後、東京医科大学病院 消化器内科、東京医科大学病院 内視鏡センター助教、牧野記念病院 内科を経て、2015年より東京国際クリニック/医科 副院長を務める。

おならって何? なんで出ちゃうの?

おならは、「肺に行かずに胃に入ってしまった空気と、腸内で発生したガスが混ざったもの」です。胃に入った空気は、口からげっぷとして、また胃から腸に進みおならとして体外に排出されます。腸内のガスは、食べたもののカスが腸内で分解され発生したものです。腸の蠕動運動(便やガスを押し出す動き)によって肛門まで進み、おならとして排出されます。

おならを減らす方法はある?

おならは胃に入ってしまった空気と腸内で発生したガスの混合物ですので、空気とガスの量を減らせばおならの回数も減ります。


まず胃に入る空気を減らす方法ですが、基本的には「早食いを避ける」ことと「ストレスを取り除く」というふたつが重要です。早食いをすると、余分な空気も一緒に胃の中に取り込んでしまいますから、ゆっくりとよく噛んで食べると、一緒に取り込む空気を減らすことができます。


一方のストレスですが、実はストレスが原因で「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」や「呑気症(どんきしょう)」と呼ばれる、「呼吸時や食事時に余分な空気を取り込む」という病気になることがあるのです。この症状によってもおならが増えるので、もし思い当たるという人は、原因となっているストレスを取り除く必要があります。


次に腸内ガスの発生を抑える方法ですが、ガスは食べたもののカスが腸内で分解され発生するので、ガスが発生しやすい食べ物を取らないことや、腸の機能や環境を整えることが大事です。たとえば、ガスが多く発生する食べ物としては豆類やイモ類が挙げられます。このようなガスを発生させやすい食材の量を減らすことが考えられます。


ただし、こうしたガスが発生する食べ物は食物繊維が豊富なものが多いため、摂取量を減らすと腸を正常に機能させる善玉菌が減る、便秘になるといった悪い影響が出る可能性もあります。


また、腸の機能が低下していると消化に時間がかかり、ガスが増えやすくなります。ストレスは腸の蠕動を落とします。できるだけストレスを避ける生活を心掛けましょう。

においを減らす方法はある?

おならの回数だけでなく、そのにおいも気になるところです。おならは、酸素、二酸化炭素、窒素といった無臭の空気と、腐った卵のようなにおいの硫化水素や便のにおいのもとであるスカトール、インドールなどが含まれる腸内ガスが混ざったものです。ですので、腸内ガスの量やにおいを抑えることで、おなら自体のにおいも軽減させることができます。


腸内ガスの量を抑えるには、早食いやストレスを取り除くことが大事ですが、ガスのにおいを抑えるには、食事の工夫や腸内環境を整えることがポイントとなります。たとえばお肉など、動物性たんぱく質は分解される際に臭いガスが発生します。そのため、動物性たんぱく質を大量に取るのは避けるべきです。


また、ネガティブな働きをする「悪玉菌」が多いことも、臭いガスが多く発生してしまう原因。ヨーグルトなどの善玉菌を増やす効果のある食べ物を摂って、腸内環境を整えるように心掛けたいところです。もちろんストレスも腸内環境を悪化させる原因ですから、においも抑えたい場合にも、ストレス対策は必須です。



基本的におならは体内のガスを排出するだけの行為なので悪いことではありませんが、やはり人前でするのはマナーとしてもはばかられるもの。我慢する機会が減らせるよう、今回紹介した「ガスの量やにおいを抑える工夫」を試してみてはいかがでしょうか。


(中田ボンベ@dcp)