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「ポリフェノール」っていったい何?体にもたらす働きとは?

2018.03.08

「ポリフェノール」っていったい何?体にもたらす働きとは?


赤ワインなど、さまざまな食品において「ポリフェノール効果」がうたわれているものを目にすることがあります。なんとなく「健康的」で「体に良さそう」なイメージがありますが、これって実際はどんな働きをするのでしょうか。今回は、「ポリフェノール」について紹介します。

記事監修



金子奈衣華 氏


栄養士。健康検定協会メンバー。日本化粧品検定協会公式コスメコンシェルジュ、調味料検定も所持。健康、美容など多岐にわたる情報を使い活躍中。


⇒健康検定協会

http://www.kenken-kyoukai.jp/

ポリフェノールっていったい何?

実は、ポリフェノールとは「フェノール性水酸基」を持つ化学物質の「総称」です。赤ワインに用いられるブドウだけでなく、ほとんどの植物に含まれており、その種類は5,000以上にもなります。名前のポリは英語で「複数、たくさん」を意味する言葉。「たくさんあるフェノール性水酸基」なので「ポリフェノール」というのです。

ポリフェノールの働きは?

ポリフェノールの働きとして有名なのが強力な「抗酸化作用」です。私たちの体は、取り込んだ酸素を使って活動していますが、その際に「活性酸素」が生まれます。活性酸素は体内を酸化させ、がんや動脈硬化など大きな病気になる可能性を高めます。しかし、ポリフェノールは活性酸素を安定させ、無害化させる働きを持っています。赤ワインに含まれるポリフェノールが大きく注目された理由は、この強力な「抗酸化作用」があるからです。

ポリフェノールはどんなものがある?

ポリフェノールは数多くの種類があり、また抗酸化作用だけでなく種類ごとに違った働きを持っています。代表的なポリフェノールとその効果を紹介します。


●アントシアニン

赤ワインの原料であるブドウに多く含まれているのがアントシアニンです。ほかにもブルーベリーなどに多く含まれています。「肝機能の向上」が期待できる成分として知られています。


●カテキン

日本では緑茶などに含まれている「茶カテキン」が有名です。抗酸化作用のほか、殺菌作用、血圧の上昇の抑制、血糖値やコレステロールの調節といった効果があります。そうした効果が期待できる特定保健用食品も多く出ています。


●カカオポリフェノール

チョコレートなどカカオを使った食品に多く含まれているのがカカオポリフェノールです。血圧の低下や動脈硬化の抑制、抗アレルギーといった効果があります。なお、カカオ70%以上のものが健康にいいとされています。


●イソフラボン

納豆や豆腐など、大豆を使った食べ物に多く含まれているイソフラボンもポリフェノールの一種です。イソフラボンの効果で有名なのが「女性ホルモンのバランスを整えること」です。


●ショウガオール

その名のとおりショウガに多く含まれるポリフェノールで、ショウガの辛味成分でもあります。ショウガオールは抗酸化作用のほか、強い殺菌作用があります。また血流を良くして体を温める効果もあります。


●ルチン

ルチンが多く含まれている食品として「そば」が挙げられます。血流の流れを改善する効果があり、動脈硬化や脳卒中の予防につながります。また、血圧を下げる働きがあることでも知られています。


●レスベラトロール

ぶどうに含まれるポリフェノールです。ポリフェノールの中でも特に抗酸化作用が強いといわれています。サンタベリーという北欧に生息する果実に多く含まれており、日本では主にサプリメントで販売されています。



ポリフェノールは健康な体を維持するためには欠かせない成分です。今回ご紹介した内容を参考に、ポリフェノールが含まれる食品を積極的に食事に取り入れ、活性酸素に負けない体作りをしてみてはいかがでしょうか。



(中田ボンベ@dcp)