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生理の汚れや黄ばみ…。下着の上手な洗い方って?

2018.03.11

生理の汚れや黄ばみ…。下着の上手な洗い方って?


肌に密着している下着は、意外と汚れが目立ってしまうもの。特に女性の場合、おりものや経血でショーツが汚れてしまうことも少なくありません。しかも、そういったショーツの汚れは落ちにくいんですよね……。今回は有限会社しみぬき大栄の岩渕 強さんに、下着の汚れをきれいに落とす方法を教えてもらいました。

取材協力・監修


岩渕 強さん


染み抜き専門店「有限会社しみぬき大栄」代表。


→有限会社しみぬき大栄

http://siminuki.jp/

いちばん大切なのは「できるだけ早く汚れを落とすこと」!

経血やおりものに汚れだけでなく、下着の「黄ばみ」も悩みのタネですよねです。デリケートゾーンにはアポクリン汗腺というものがあり、そこから分泌される成分に含まれるリポフスチンという色素が、ショーツが黄ばむ原因となるそう。ショーツにつく汚れは、通常の衣類の汚れとは種類が異なっているため、普通に洗濯するだけでは落ちないことが多いのです。


さて、このショーツについてしまった汚れを自分できれいに落とすには、いったいどうしたらいいのでしょうか? 


「まずは、できるだけ早く汚れを落とすことが大切です。汚れてから時間がたてばたつほどほど、繊維に汚れや色素がしみ込んで落ちにくくなります。


入浴前に脱いだ下着を、そのまま翌朝の洗濯時まで放置している人も多いのではないでしょうか? しかし、それでは黄ばみ・汚れの蓄積につながり、下着の寿命が短くなってしまうかもしれません。少し面倒ではありますが、特に黄ばみや汚れがつきやすいデリケートゾーンだけでも、なるべく早く洗うようにしましょう」(岩渕さん、以下同)


いつも洋服と一緒に洗濯をするだけでした……。洗濯前の「ひと手間」が大切なんですね。そのほか、下着の汚れをきれいに落とすためには以下の4つのポイントがあるそう。

下着の汚れをきれいに落とすポイント


●熱いお湯はNG

「経血やおりものなどの汚れは、熱いお湯につけると固まってしまいます。経血やおりものの成分は凝固すると落とせなくなってしまうので、下着を洗うときは水、またはかなりぬるめのお湯を使うようにしましょう」(同)


お風呂に入る際、汚れた下着を一緒に持って入って熱いお湯で洗う……、というのは逆効果のようです。お風呂場で洗うなら洗面器などに水を入れ、その中で洗うようにするといいかもしれませんね。


●まずは水+洗濯石鹸(洗剤)で手洗いを

「汚れが気になる部分を、まずは水と洗濯石鹸(洗剤)で手洗いします。汚れがついてから時間がたっていない場合は、これだけでもかなり落とせるはずです。このとき使用する洗剤としては、タンパク質を分解する酵素が含まれているものがおすすめです」(同)


市販されている洗濯用洗剤には酵素入りのものがたくさんあります。その中でも特に、「血液などの汚れに効果がある」とうたっている商品なら、より高い効果が期待できるでしょう。


●どうしても黄ばみや経血の色が落ちない場合は?

「生地を傷める可能性があるため、強くこすり洗いすることはおすすめできません。もし優しく手洗いしただけで汚れが落ちなければ、洗剤を溶かしたぬるま湯で浸け置き洗いをしてみると良いでしょう。それでもなお黄ばみや経血の色が残ってしまうようなら、酸素系の漂白剤を使用します」(同)


市販の酸素系漂白剤には液体と粉末の2タイプがあります。このうち、黄ばみ落としに効果的なのは粉末タイプ。ぬるま湯に粉末を溶かし、1時間ほど浸け置いてからすすぎ・脱水・乾燥を行います。



下着の場合、コートやワンピースのように「自分では手に負えないから、クリーニング屋へ」というワケにはいかないのがつらいところ。黄ばみや汚れをきれいに落としたければ、素早く、そして一手間かけて洗うことが大切なようです。


下着は毎日使うものですから、「すぐに洗う」のも、けっこう面倒かもしれません。しかし、そのちょっとしたひと手間が、下着を長持ちさせ、さらにニオイや雑菌の繁殖防止につながります。きれいに下着を洗う習慣を、身につけておくといいですね。


(取材・文 森川ほしの/OFFICE-SANGA)