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マスクをする、薬を飲む以外にすべきことって?花粉症対策の基本

2018.03.13

マスクをする、薬を飲む以外にすべきことって?花粉症対策の基本


春先はスギ花粉が飛び始める季節です。読者の皆さんの中にも、くしゃみや目の痒(かゆ)みなどに悩まされている人がいらっしゃるかもしれません。2018年は花粉が多いといわれていますので、「去年まで大丈夫だったのに急に症状が現れた」という場合もあるでしょう。今回は「花粉症対策の基本」を解説します。

記事監修

稲葉岳也 先生


耳鼻咽喉科医。医学博士。東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。医師+(いしぷらす)所属。


▼いなばクリニック

http://www.inabaclinic.jp/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/200

■2018年の花粉飛散予想・最新版は?

まず2018年の花粉の飛散予想ですが『日本気象協会』によれば、以下のようになっています(2月15日発表)。


●北海道

 例年比:少ない(60%)

 前シーズン比:少ない(50%)


●東北地方

 例年比:やや多い(110%)

 前シーズン比:非常に多い(210%)


●関東・甲信地方

 例年比:例年並(100%)

 前シーズン比:多い(150%)


●北陸地方

 例年比:やや少ない(80%)

 前シーズン比:やや多い(130%)


●東海地方

 例年比:やや多い(110%)

 前シーズン比:やや多い(120%)


●近畿地方

 例年比:例年並(90%)

 前シーズン比:やや多い(110%)


●中国地方

 例年比:やや少ない(80%)

 前シーズン比:前シーズン並(90%)


●四国

 例年比:やや少ない(80%)

 前シーズン比:多い(150%)


●九州

 例年比:例年並(100%)

 前シーズン比:やや少ない(70%)

⇒データ引用元:

『日本気象協会』『ALiNKインターネット』「2018年 春の花粉飛散予測(第4報)」

https://tenki.jp/pollen/expectation/

北海道、中国、九州地方を除けば、全国的に前シーズンよりも花粉の飛散量は増えることが予想されています。特に東北地方は、前シーズン比「210%」と倍以上の飛散量が見込まれるのです。

■「花粉症対策」基本の基本

アレルギー反応を避けるためにはアレルゲン(アレルギーの原因となる物質のこと:この場合は「花粉」です)に接触しないようにします。そのためには以下のような対策が肝要になります。

1.帽子を着用する

花粉が髪の毛に付着することを防ぎます。室内に入ったら帽子をビニール袋に入れるなどして、帽子に付いた花粉との接触を避けます。


2.眼鏡を着用する

目に入る花粉を少なくすることができます。最近では、目と顔の隙間を覆ってくれるタイプの眼鏡もありますので、これを利用するとより効果的です。


3.マスクを着用する

鼻・口に入る花粉を少なくします。眼鏡と同様に、マスクと顔の隙間を覆ってくれるタイプのほうが効果的です。


4.空気清浄機を設置する

部屋に空気清浄機を設置するのも効果的です。花粉対策で空気清浄機を選ぶ際には、「集じん機能」に注目しましょう。PM2.5などの汚れやアレルゲンをどの程度除去できるのかは、「○%除去」といった表現でパンフレットなどに記載されています。


会社に出社したら、外で着用していた帽子などはビニール袋に入れて空気中に花粉が散らないようにしましょう。あなただけではなく、ほかの人のアレルギー反応も防ぐことができます。帰宅したら、玄関先で帽子・コートなど着用していたものを脱いでひとまとめにして、家の中まで花粉を持ち込まないように心掛けるといいですね。


また、花粉飛散情報などを小まめに見て、花粉が多く飛散する日には洗濯物を干さないようにする、といった工夫も必要です。もし、あるのであれば乾燥機を利用すると良いでしょう。


5.アレルギー対策の薬を服用する

最近は、アレルギー対策の薬が多く販売されています。市販薬でも効果的なものが増えていますので、それを服用するのもひとつの方法です。


嫌なことに、春先は大陸から「PM2.5」「黄砂」が飛来するシーズンでもあります。九州や日本海側の地域は花粉のみならず、これらへの対策もしなければなりません。


ただ、PM2.5や黄砂への対策も今回ご紹介した花粉症対策の基本と同じで、とにかく接触を避けることが重要なポイントとなります。上記の1-4を実践して、快適な春を過ごせるようにしましょう。


(高橋モータース@dcp)