普段の生活に欠かせない「タオル」。バスタオルにフェイスタオル、またハンドタオルなど、さまざまなタオルを使っていると思いますが、皆さんはどんな基準でタオルを選んでいますか?今回は、『東京西川』でタオルソムリエとして活躍されている原朋美さんに、「肌に優しいタオル選びのコツ」を聞いてみました!

取材協力・監修


原朋美さん

東京西川に所属する、今治タオル工業組合の認定のタオリソムリエ。社内では使い心地のよいタオルの開発のほか、タオル選びのアドバイスなどを行う。


東京西川タオルショップ「タオリエ」

http://www.nishikawasangyo.co.jp/towelier/

■タオルの種類を知ろう!

基本的にタオルに使われている素材は「綿」なのですが、実は「織り方」や「糸の撚り方」の違いによってタオルの個性は大きく変わります。一般的なタオルの場合は「ループパイル」という、先が丸くループ状になる織り方で作られてます。ほかにもガーゼ状になっているものや、表がガーゼ、裏がパイル状になっているタオルもあります。同じ綿素材のタオルでも「織り方」や「糸の撚り方」によってその種類はさまざまなのです。


近年は、無撚糸で作られたタオルが人気とのこと。その理由は柔らかさ。通常はいくつもの綿の繊維をねじり、一本の糸を作ります。しかし無撚糸はねじっていないため、ふんわりとした質感になるのです。

■織り方の違いでどんな特徴がある?お肌に優しいのはどれ?

さまざまな種類のあるタオルの中で、「肌に優しいタオル」を選ぶ場合、どんなタオルを選ぶといいのでしょうか?原さんに聞いてみたところ、まず「ガーゼ生地のタオル」が挙げられるとのこと。というのも、一般的なタオルよりも、毛羽(けば)が顔につきにくいという特長があります。また、肌に触れたときの潤った感じも、ガーゼ生地ならではの特徴。濡らして温めて使う蒸しタオルにも、ガーゼ生地のタオルは適しているのでおすすめです。


タオルで顔や体を拭く際は、やはり「ゴシゴシと拭く」のは肌を傷つけてしまうためNG。ですので、肌のことを考えるのなら、「吸水性の高いタオル」を選ぶのも重要です。ポンポンと軽く肌にあてるように拭きましょう。


洗顔に入浴と毎日使用するタオルは、間違った使い方、選び方によって肌トラブルの原因になることもあるため、肌への触れ方を考えたタオルをチョイスするのもおすすめです。たとえば、東京西川が展開している『フワップル』というタオルは、パイル部分を凹凸形状に織り上げて肌に触れる部分を少なくし、刺激を抑える工夫がされているそうです。


こうしたことに注意してタオルを選ぶと、より肌をいたわることができるでしょう。

■タオルを長持ちさせるお手入れのコツは?

タオルは劣化すると毛羽落ちがひどくなったりして、肌にも悪い影響を与えかねません。そのため、できるだけ長持ちするようにしたいところ。原さんに「タオルを長持ちさせるお手入れのコツ」を聞いてみました。


ひとつは、「柔軟剤を使い過ぎないこと」だそう。フワフワの肌触りにしてくれる柔軟剤ですが、パイル部分がコーティングされ、綿本来の吸水性がそこなわれます。またパイル抜けの原因になることもあるので、注意が必要です。


ほかにも、「洗濯したタオルを干す際は、シワシワのままではなく、必ず一度たたいて空気を含ませる」のも重要です。洗った直後のタオルはパイル部分が寝てしまっている状態のため、そのまま干すと本来のボリュームが出にくくなってしまいます。


また、干す際はハンガーに掛けるなどして、できるだけ形が崩れないようにしましょう。最近は、バスタオルでも一般的なハンガーで干せる、幅が短い「スマートバス」というサイズのタオルも登場していますから、適した干し方のできるタオルを選んでみるのもいいですね。


最後にタオルの替え時について聞いてみたところ、タオルは同じ製品でも人によって使う頻度や使い方が異なるため明確な替え時を述べるのは難しいとしつつも、「吸水性が大きく落ちたと思ったら交換すればいい」とのことでした。



お肌のトラブルを避け、良い状態を保つためにもタオル選びはとても重要。ぜひ今回の原さんのアドバイスを参考に、自分に合ったお肌に良いタオルを選んでみてください。もし「難しい」という場合は、東京西川のタオル専門店「タオリエ」のような、タオルアドバイザーのいる店に行き、直接アドバイスをもらうのもおすすめですよ。


(中田ボンベ@dcp)