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だんだんクッキリ出てきた… アラサーからのほうれい線対策

2018.04.03

だんだんクッキリ出てきた… アラサーからのほうれい線対策


20代の女子会で盛り上がる話題といえば八割方恋愛だったのに、最近いつものメンバーが気にかけているのは健康、保険、そして肌の調子。


先日全員の同意を得たのは、「ほうれい線が浮かび上がってきた」問題でした。


気が付いたら存在感を表してきた鼻横から伸びる筋に、ため息をついて加齢を噛みしめるのですが、ふと抗いたい衝動にも駆られるわけです。だって女の子なんだもん。


ほうれい線って今からケアしておけば軽減できるのでしょうか? 気になるほうれい線対策をシロノクリニック恵比寿院の大野由実先生に伺いました。

取材協力・監修



大野 由実先生


シロノクリニック恵比寿院 医師

日本形成外科学会専門医。日本国際レーザー専門医。東京慈恵会医科大学形成外科入局、2001年シロノクリニック入職。

当時日本でまだレーザーが珍しかったころ、東京慈恵会医科病院にてレーザーセンターの立ち上げに関わったことをきっかけに美容医療の分野へ進む。レーザー治療全般、ヒアルロン酸注入などの形成分野に長ける。

■ほうれい線ができる原因は、乾燥とたるみ

――そもそも「ほうれい線」とはなんでしょうか? シワなのでしょうか……。


大野先生

「ほうれい線はシワではなく、筋肉の境目にできる溝を指します。頬、口はそれぞれ異なった筋肉で動かしているので、この溝は自然とできるのです。とはいえ目立ちやすい、目立ちにくいかはその人の筋肉の付き方、骨格や歯並びによってそれぞれ違います」


――なぜ、ほうれい線は年をとるにつれて目立ってくるのでしょうか?


大野先生

「ほうれい線が目立つ主な原因は乾燥とたるみ。乾燥の原因は、加齢はもちろん気温・湿度の低下、紫外線などさまざまですが、肌が乾燥すると肌表面の保湿力や抵抗力が低下します。また加齢によって肌をふっくらさせるコラーゲンの生成が少なくなり、肌の張りや弾力が低下するのも、溝が目立ちやすくなる原因です。


たるみは、顔の筋肉が衰えて、皮下脂肪が重力に負けてしまうことで起こります。また、睡眠不足や飲酒などによるむくみも原因になりますね」


――乾燥とたるみによるほうれい線、それぞれの見分け方はありますか?


大野先生

「原因がどちらかをチェックするには、ベッドに仰向けで寝て上から鏡を覗き込んでみてください。ほうれい線が消えていたらたるみ、消えなかったら乾燥が原因です」

■ちりも積もれば… 普段のクセがほうれい線をつくる!?

――乾燥を防ぐには、やはりスキンケアが重要になってきますよね。何か特別な方法が必要なのでしょうか?


大野先生

「紫外線対策はもちろんですが、朝晩たっぷり保湿をして、ほうれい線部分を重点的にケアしてあげればOKです。成分としてはユベラ(ビタミンE)、ケラチン(尿素材)が乾燥対策には有効ですよ。


毛穴を広げ、血の巡りをよくする蒸しタオルが美容法として挙げられていますが、熱いお湯や蒸しタオルは顔の水分を蒸発させる原因にもなるので乾燥対策には向きません。洗顔はぬるま湯、特に朝は水で。お風呂上がりは冷たいタオルなどで5分程度顔をクールダウンさせてから、フェイスケアをしてください」



――たるみ対策は、顔の筋肉を衰えさせないことだと思うのですが、どのようなときに筋肉が衰えてしまうのでしょうか?


大野先生

「実は根本的な原因は、顔の骨にあります。加齢などの原因で骨の密度が減ると骨は委縮してしまうので、上に貼りついた筋肉が垂れてきてしまいます。将来顔のたるみを軽減させるためには、骨を丈夫にすることが必要です。日々の生活でカルシウムを積極的に摂取することをおすすめします」


――骨が関係しているとは意外です! 食生活を改める必要がありますね。ほかに筋肉を衰えさせる原因はありますか?


大野先生

「日常生活での習慣が関係しています。たとえば、仕事に集中して無表情が多くなる人、また食べ物を噛む回数が少ない、片側だけで噛むクセがある人などなど。表情筋の使い方によって筋肉の付き方がバランス悪いと、ほうれい線が片側のみ出ることもあります。


筋肉は全身つながっているため、猫背や肩こりで筋肉が固まり、血流が滞ってしまうと表情筋の動きは鈍くなります。デスクワークが多い人ほど気をつけたほうがよさそうですね」



大野先生

「たるみを解消するには、顔のエクササイズがぴったりです。顔の血管は、顔の外側から中心に向かって張り巡らされています。つまり顔の中心は血管の末端で、老廃物などがたまりやすいところ。顔のむくみとり、リンパを流すにはマッサージで顔の中心から順にほぐしていくことが大事です」


大野先生に教えていただいた、顔のマッサージ&エクササイズ法はこちら!

■1分でできるリンパを流す顔マッサージ

リンパ液の流れをスムーズにするためには、顔にあるツボを刺激します。



写真で押さえている各ポイントを、二本の指で順番に力を加えていきます。

1から順に唇の真下→2.口角→3.鼻下の中央→4.小鼻の脇→5から7の頬骨に沿って外側へ→8.アゴの付け根で終了!



一点のところは、写真のように指を重ねてください。1か所につき「1・2・3・4」とリズムよく押してあげましょう。

■“ながら”でできる表情筋を鍛える舌回し

舌回しエクササイズは、特に朝にするのがおすすめ! 起きたときにエクササイズすると一日の代謝がアップしやすいのだそうです。



1) 下を思いっきり前に伸ばして、舌先を上にあげて5秒キープし、元に戻してください。これを1セットとして、3セットを行います。



2) 口を閉じて、舌を「上前歯の前→左頬→下の歯の前→右頬」と反時計周りに一周させます。


簡単マッサージ&エクササイズ。朝晩のフェイスケアのついでにぜひ取り入れてみてくださいね。


数年後の自分に自信をもてるように、友だちに「昔と変わらないね」なんて極上の誉め言葉をもらうために! いつものお手入れにちょこっとだけほうれい線ケアを取り入れてみませんか。表情もいつもと変わってみえるかもしれませんよ。


(取材・文:小林有希 編集:ノオト)