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基礎体温ってそもそも何? どうやって測るもの?

2018.04.10

基礎体温ってそもそも何? どうやって測るもの?


妊娠を希望する女性は「基礎体温を把握しておきましょう」とよくいわれますが、これはいったいどうしてなのでしょうか。そもそも「基礎体温」でわかることとは? 測り方はふつうの体温と違うの? 今回は、基礎体温についてご紹介します。

記事監修



加藤智子 先生


産婦人科医。浜松医科大学医学部医学科卒業、社会医療法人財団新和会八千代病院、三河安城クリニック勤務。日本産科婦人科学会(専門医)、日本医師会(認定産業医)、日本抗加齢医学会(専門医)、NPO法人女性と加齢のヘルスケア学会(更年期カウンセラー)、日本産婦人科内視鏡学会、日本女性心身医学会、検診マンモグラフィ読影認定医、日本気象予報士会東海支部(気象予報士)。女医+(じょいぷらす)所属。


▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/111

■基礎体温ってそもそも何?

基礎体温は「安静時に測定した体温」のことです。女性の場合は「低温期」と「高温期」に分かれており、月経が始まってから排卵までの間が低温期、排卵後から次の月経が始まるまでが高温期の期間です。


排卵が始まると体温が上がるのは、女性ホルモン「プロゲステロン」の影響です。プロゲステロンには体温を上げる働きがあります。排卵時にはプロゲステロンの分泌を促す「黄体形成ホルモン」が大量に分泌され、プロゲステロンの量も増えるため、基礎体温が上昇するのです。


つまり、基礎体温をしっかりと測っておけば体温の上昇によって「排卵時期」が分かるようになります。「妊活中の女性は基礎体温を知ることが大事」といわれるのはこのためです。

■基礎体温ってどうやって測るの?

妊活で重要となる基礎体温を測定するには以下のことに注意しましょう。

●基礎体温の測り方

・基礎体温計を使う

・朝起きて体を動かす前にすぐに測る

・体温は口の中で測る

・毎日同じ時間に測る

・部屋の環境を一定にする

基礎体温の測定には「基礎体温計」を用いましょう。基礎体温計は一般的な体温計と違って小数点以下が2桁まで表示されます。より正確な体温を測定することができ、また小さな変化も分かりやすいのが特徴です。


計測は必ず朝起きてすぐにします。というのも、体温は体を動かすことで上昇してしまうからです。できるだけ正確な基礎体温を知るには、まだ体が十分に活動する前に測ることが大事です。ですので、朝起きてから体を動かさずに測れるよう、体温計を枕元に置いておくなどの工夫をするといいでしょう。


計測は「口の中」で行います。一般的な体温測定と同じように脇の下で測ると外気の影響を受けやすく、また汗の影響もあって正しく計測するのが難しくなります。計測する際は基礎体温計を「舌の下側」に入れ、舌の付け根の部分に体温計の先を当てて測るのが望ましいといわれています。


また、計測はできるだけ「毎日同じ時間」に行うことが重要です。同じ時間の体温を測ることで、体温の変化をより正確に記録できます。ほかにも、基礎体温は十分な睡眠を取った後でないと正確に測ることができませんから、最低でも4時間以上は睡眠を取りましょう。


こうして計測したデータを毎日記録していけば、自分の排卵のサイクルが分かるようになっていきます。



普段からしっかりと基礎体温のデータを記録しておけば、いざ妊活を始めるとなったときにも役立つはず。この機会に測ってみてはいかがでしょうか?


(中田ボンベ@dcp)