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鼻を高くしたい!「鼻の整形」にともなう費用やリスクって?

2018.04.11

鼻を高くしたい!「鼻の整形」にともなう費用やリスクって?


鼻の悩みを解消する方法のひとつに、美容整形がありますね。しかし整形手術といえば、やはり気になるのが費用やダウンタイム、そしてリスクについてです。鼻の整形手術にはさまざまな種類がありますが、それぞれどういった問題が考えられるのでしょうか?今回は「鼻の整形手術」にかかる費用やリスクについてご紹介します。

記事監修



桐生有紀 先生


形成外科医。美容外科医。国公立大学医学部卒業後、日本医科大学付属病院形成外科・美容外科勤務を経て、2016年からクリニック院長に就任。健康・美容と食との関係に精通し、テレビやラジオ、雑誌などでも活躍している。

女医+(じょいぷらす)所属。

一般的な「鼻の整形」方法の種類とデメリット

主な鼻の整形手術のリスク、手術にかかる費用、「ダウンタイム」は以下のとおりです。

■隆鼻術

鼻筋が通った高い鼻にするための手術方法です。隆鼻術には3つの方法があります。


●プロテーゼの挿入

シリコンプロテーゼとゴアテックスプロテーゼがあります。


【シリコンプロテーゼ】

シリコン製のインプラントを挿入して鼻を高くする方法には、L字型シリコンプロテーゼを挿入する方法と、I型シリコンプロテーゼを挿入する方法があります。


比較的安全とされる手術ですが、L字型プロテーゼは鼻先の皮膚に負担がかかりますので、プロテーゼが鼻先から飛び出してしまったり、また鼻先が上を向いてしまう可能性もあります。長期間挿入していると鼻の中で石灰化などの変性が起こり、鼻を変形させたり、動いたりすることもあります。そのほかに感染症のリスクもあり、術後しばらく問題がなくても、何年も経てから感染を起こすこともあります。感染が起こると痛みや腫れ、赤みといった症状が現れます。プロテーゼを抜去すれば炎症は治まりますが、重症化すると皮膚に穴が開いてしまうことも。


この、シリコンプロテーゼにかかる費用は20-40万円。ダウンタイムは1-2週間程度です。


【ゴアテックスプロテーゼ】

ゴアテックスプロテーゼは、「ゴアテックス」というシリコンよりも柔らかい素材を挿入する方法です。加工も容易でプロテーゼよりもフィット感は上ともいわれます。ただし、感染や鼻筋の曲がりはシリコンプロテーゼに比べて起こりやすいという欠点があります。


ゴアテックスにかかる費用は30-50万円、ダウンタイムは1週間程度です。


●ヒアルロン酸注射

「ヒアルロン酸」という物質を注射し、鼻筋を整えます。ヒアルロン酸は人体の成分でもあり、比較的安全だとされています。しかし、ヒアルロン酸はシリコンのような固形物ではなく流動物のため、時間がたつと鼻の形が変わってしまうことがあります。また、一般的には1-2年ほど経過すると体内に吸収されてなくなってしまうため、効果を持続させるには再度ヒアルロン酸を注射するか、ほかの手術を受ける必要があります。またヒアルロン酸を入れすぎてしまい吸収されずにしこりとして残ってしまう場合もあります。


ヒアルロン酸注射の費用は5-10万円ほど、ダウンタイムは数日程度です。注射をしたその日からメイクを施すことも可能です。


●自家組織の移植

患者自身の軟骨や筋膜を採取し、加工して行う隆鼻術です。自分の体の組織を使うため、安全性が高いのが特徴です。その反面、素材が非常に癒着しやすく、仕上がりが気に入らなかった場合の修正などは困難になります。また採取部に傷が残ることも欠点として挙げられます。


自家組織の移植にかかる費用は30-60万円、ダウンタイムは1週間程度です。

●鼻尖縮小術

鼻の余分な軟骨、脂肪、結合組織を切除し、鼻先を細くします。比較的リスクが少ない手術方法とされています。しかし、鼻先を細くすることだけにとらわれると、鼻全体のバランスが悪くなることがあります。


鼻尖縮小術にかかる費用は30-40万円、ダウンタイムは1週間程度です。

●鼻翼縮小術

小鼻の組織の一部を切除して縫合し直す手術で、小鼻や鼻の穴を小さくします。鼻翼縮小術には、鼻の穴の内側の皮膚と組織を切除する「内側法」と、小鼻の外側にある皮膚と組織を切除する「外側法」、両方の切除を行う「内側法と外側法の併用」の3種類があります。


いずれの方法も、鼻の形が不自然になる、外側を切ったときに傷跡が目立つことがあるというリスクが考えられます。手術の前には念入りにカウンセリングを受け、納得のいく手術が受けられるようにしましょう。


鼻翼縮小術にかかる費用は30-40万円、ダウンタイムは1-2週間程度です。

●鼻中隔延長術

「鼻中隔」という部分に耳介軟骨や肋軟骨を移植し、鼻先を延長する方法です。つぶれた鼻や上を向いた鼻を見栄え良くすることができますが、無理に鼻先を延長すると鼻筋や鼻先が曲がってしまったり、軟骨が浮き出て不自然に見えたりすることがあります。


鼻中隔延長術の費用は60-90万円、ダウンタイムについて、手術後5~7日程度ギプスで固定し、手術後1週間程度で抜糸、さらに1週間程度で腫れも引いてきます。しかし、完全に腫れがなくなるまでは4-6カ月かかるといわれています。

●鼻孔縁下降術

耳の皮膚と軟骨を切除して鼻の穴の縁に移植する方法です。その結果、鼻の穴が見えにくくなります。リスクとしては、鼻の穴の見栄えが左右不ぞろいになるなど不自然になること、縁の下がり具合の過不足などが挙げられます。


鼻孔縁下降術の費用は20-60万円、ダウンタイムは1週間程度です。一般的に首から下にシャワーを浴びるのは手術後翌日から可能ですが、入浴は1週間後からと指導されます。


※整形手術を受けると、痛みや腫れ、むくみなどの症状が現れます。手術をした医師の腕前、手術の方式や規模、患者自身の個人差などの要因によりますが、このような症状が収まるには一定の期間を要します。こうした「手術後に起き得るトラブルが収まるまでの期間」のことを「ダウンタイム」といいます。


ダウンタイムの期間に大きく影響するのは、手術方式や手術の規模です。ダウンタイムには個人差もあり「この期間が過ぎれば必ず収まる」と断言することはできません。



コンプレックスを解消する手段として整形手術を選択する人もいらっしゃいますが、多くの場合はかなり高額の費用がかかります。また、どんな手術方法にも少なからずリスクが伴います。信用できるクリニックで、しっかり医師に相談してから施術を受けるようにしましょう。


(藤野晶@dcp)