みなさんは毎日、何を使って体を洗っていますか?ふだん何気なく行なっているその方法、実は間違っているかもしれません。入浴はリラックスできる時間ですし、肌をきれいにする場です。


しかし、間違った方法で洗ってしまうと、逆に肌トラブルにつながってしまう可能性もあります。そこで今回は「体を洗う方法」について、それぞれのメリットとデメリットを、医師の筆者が解説します。

■どんな洗い方してる?素材別メリット・デメリット

まずはそれぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。

※筆者自身による評価をによって表示しています。



(1)ナイロン素材のタオルやブラシ(☆☆☆


【メリット】

ごしごし洗うので強固な汚れは取れる。洗ったという実感はある。


【デメリット】

必要な皮脂も過剰にとってしまう。肌を傷つける。乾燥の原因となる。黒ずみの原因となる。乾いてから痒くなる。



(2)綿タオル(★☆☆


【メリット】

天然素材なのでアレルギーを起こす人は少ない。ナイロン素材同様、強固な汚れは取れる。洗った実感がある。ナイロンよりは肌に優しい。


【デメリット】

皮膚の薄い部分を傷つけてしまう。乾燥の原因となる。



(3)絹タオル(★☆☆


【メリット】

天然素材なので天然素材なのでアレルギーを起こす人は少ない。タオル地自体がきめ細かいため、肌へのダメージが少ない。


【デメリット】

天然素材だが動物性なので稀にアレルギーを起こす人がいる。布の滑りが良いため、洗った実感が少ない。泡立ちがあまり良くない。



(4)海綿スポンジ(★★☆


【メリット】

天然素材(海藻)なのでアレルギーは少ない。肌触りが柔らかい。泡立ちやすい。


【デメリット】

柔らかい素材のため、洗った実感が少ない。



(5)手(★★★


【メリット】

自身の手なので傷つけることがない。肌の状態を直に感じられる。


【デメリット】

洗った実感が少ない。手が届かないところがある。

■医師おすすめの「体の洗い方」は?

手軽な「ナイロン素材」を使っている人は多くいると思いますが、皮膚を守るという観点では、あまりおすすめはできません。「皮膚を守りながら洗うなら、手が一番」です。


ただ、人によって洗い方にもこだわりがあると思います。「洗った実感を求めるならナイロンタオルやブラシ」「どちらも叶えたい人は海綿スポンジ」“優しく”使うようにするといいですね。



ここであげた素材や方法はごく一部です。人により皮膚の厚み、過敏性も異なりますから、たわしで洗っても全く乾燥せず、きめが整っている人もいれば、手で洗っても乾燥して、痒みに悩まされる人もいるでしょう。


つまりは自分に合うものを見つけることが大事なのです。自分に合った方法であれば、入浴がより健康増進となることは間違いありませんので、いろいろ試して、心地良いものを使うといいですね。



(長谷川佳子/小田原銀座クリニック美容皮膚科 形成外科医-健康検定協会-)