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寒くなると節々が痛む…。関節痛の原因と対処法

2018.04.16

寒くなると節々が痛む…。関節痛の原因と対処法


寒い日や雨の日は関節の節々が痛む、なんてこともあるのではないでしょうか。気温が下がるたびに痛みをガマンしなければならないのは、けっこうつらいものですよね。そもそも、こうした関節痛はいったいどうして起こるのでしょうか?今回は寒さによる関節痛のメカニズムと対処法を、柔道整復師の筆者が解説します。

■寒さによる関節痛のメカニズム

気温が低下すると、体温を下げないように血管が収縮して血行不良になります。それにより血液循環が悪くなり、関節痛が発生すると考えられます。


■寒さによる関節痛の対処法

体を温め、血液循環をよくする

上半身では左右の肩甲骨の間に。下半身では骨盤周辺にかけてカイロなどを貼って温めると、熱が足のほうまで伝わっていきます。


「3つの首を冷やさないようにすることが大事」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。これは体を温めるためにはとても大切なことのひとつです。首・手首・足首はなるべく露出しないようにするといいでしょう。


筋肉を動かして血行を良くする

足は「第2の心臓」と言われます。これは、ふくらはぎの筋肉や足の裏の筋肉が動くこと、いわゆる「ポンプ作用」により、血液が心臓のほうに上がっていき、循環されるためです。


長時間同じ姿勢を続けるときは、ちょっとつま先立ちをしたり、足首を回したりして、ふくらはぎの筋肉を意識して動かしましょう。軽くもんでもいいと思います。足の冷え、むくみを感じる方は、特に意識するといいですね。


体の「温めようとする力」を刺激する

冬は靴下を履かないと寝られないという女性もときどき見受けられますが、これはあまり良くありません。体が「自分で温めようとする力」をなくしてしまいます。


寒い日はちょっとつらいかもしれませんが、お風呂から出る際、足先に冷たい水をかけてみてください。もちろん、水をかけた瞬間は冷たく感じますが、しばらくすると足先がポカポカしてくるはずですので、無理のない範囲で行ってみてください。

■「寒くない」のに関節痛が起こる場合は?

関節痛は、気温の変化だけが原因ではありません。上述のように、「同じ姿勢が長く続くこと」も原因のひとつです。1時間以上同じ姿勢が続いた場合は、ちょっと休憩して全身の関節を動かすといいですね。


また、加齢によって関節軟骨が減少すると、関節同士の摩擦が起こります。関節に負担がかかるため、痛みにつながる可能性も。加齢による変化は仕方がない部分もありますが、筋肉の増加・維持を行えば負担を軽減させられますよ。「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめず、筋肉が衰えないように日頃から鍛えることが大切です。トレーニングの方法はいろいろありますが、自宅でできる簡単なものとしては「スクワット」がいいと思います。最初は、イスの背もたれなどを支えにして行っても構いません。無理のない程度に、1日10回を3セットくらいから続けてみてください。



そのほか、ウォーキングもおすすめです。1日20分以上歩くようにするといいですね。ウォーキングだけで筋肉をつけることはできませんが、「体を動かす」ことが大切です。体の痛みを予防するためにも、負担のない範囲で、運動を習慣づけるといいでしょう。


(執筆 湊健治/柔道整復師-健康検定協会-)