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「赤ら顔」を治療する施術にはどんなものがある?

2018.04.18

「赤ら顔」を治療する施術にはどんなものがある?


頬や鼻などの赤みが目立つ「赤ら顔」で悩んでいる人がいらっしゃいます。美容皮膚科ではさまざまな肌トラブルに対する施術がありますが、この赤ら顔の治療も受けられます。さて、いったいどのような施術が行われるのでしょうか? 今回は「赤ら顔を治療する施術」についてご紹介します。

記事監修



井上礼奈 先生


美容皮膚科医。奈良県立医科大学医学部卒業。2016年よりサクラアズクリニック京橋院 院長就任。

女医+(じょいぷらす)所属。


▼サクラアズクリニック京橋院

https://sakura.az-clinic.com/

▼美容皮膚科医レイナのBeauty Diary

https://ameblo.jp/rei-ino/

▼詳細プロフィール

https://mycarat.jp/experts/239

■「赤ら顔」ってどんな症状?

「赤ら顔」は顔が赤くなった状態の総称です。顔が赤くなる原因はさまざまですが、

  • 顔の皮膚が薄い

  • 毛細血管の収縮力が低下し、拡張したままになっている(寒い地方に多い)

  • 生まれつき毛細血管の数が多い

などの場合、慢性的な「赤ら顔」になります。またニキビなどの炎症によって、肌そのものが炎症を起こして赤くなる場合もあります。


以下は、美容皮膚科で受けられる赤ら顔を治療する主な施術です。

●フォトRF

「フォトRF」は、光エネルギーと「RF」という高周波のエネルギーを照射して肌の真皮層を刺激し、その刺激によってコラーゲンの生成を促進するという施術です。また、メラニン色素の排出を促す効果もあります。


【フォトRFのメリット】

・毛細血管拡張による赤ら顔に効果がある

・しみ、そばかす、くすみなどのメラニン色素によるトラブルに効果がある

・毛穴の開き、しわ、たるみなど、コラーゲンの減少によるトラブルに効果がある

・レーザー治療などと比較して、ダウンタイム※が短い


【フォトRFのデメリット】

・一般的に間隔を空けて複数回の施術を受ける必要があり、通院の手間がかかる

・続けて施術を受けると、費用が高額になりやすい

・治療後、一時的に赤くなったりかさぶたができることがある


【フォトRFの費用】

フォトRFの費用は、1回の施術で1-5万円程度です。ただし、照射する範囲、受ける回数などで変動するため、クリニックによって大きく異なります。


【フォトRFのダウンタイム】

フォトRFのダウンタイムはほとんどありません。治療直後からメークすることができます。ただし、しみやそばかすのあった部位にかさぶたができた場合、自然に取れるまでは1週間程度かかることもあります。

●フォトフェイシャル

「フォトフェイシャル」は、顔全体に「IPL」という光を照射します。光エネルギーによりコラーゲンの生成を促したり、メラニン色素にダメージを与え排出させることができます。


【フォトフェイシャルのメリット】

・メラニン色素や毛細血管にのみ反応するため、肌が受けるダメージが少ない

・赤ら顔のほか、しみ、そばかす、くすみ、ニキビなど、さまざまな肌のトラブルに対応できる

・痛みがほとんどない(輪ゴムで弾く程度の痛みです)



【フォトフェイシャルのデメリット】

・一般的に、高い効果を得るには複数回の施術が必要で、通院の手間がかかる

・日焼けをしていると、炎症ややけどを起こす危険がある


【フォトフェイシャルの費用】

フォトフェイシャルの費用は、1回の施術で1-5万円程度です。クリニックによっては、同時に「イオン導入」などの施術を受けられ、セット価格が設定されていることもあります。


【フォトフェイシャルのダウンタイム】

フォトフェイシャルのダウンタイムはほぼありません。施術後すぐメークをすることも可能です。しみがかさぶたになった場合、それが脱落するまでに1週間ほどかかりますが、メークをすればほとんど目立たない程度です。

●Vビーム

「Vビーム」は、ヘモグロビン(赤血球の赤い色素)に吸収される特殊な光を当てることができるレーザーです。この光は血液中のヘモグロビンによく反応し、熱を与えます。この熱を利用して余分な毛細血管をふさいでしまうのです。血管をふさぐとはいっても、正常組織は破壊しないので安心です。


またVビームには冷却装置が付いており、肌が受ける熱エネルギーのダメージを軽減します。従来よりも強いエネルギーを照射して、効率的な治療ができるようになっているのです。


【Vビームのメリット】

・赤ら顔、ニキビ跡、赤あざなど、毛細血管拡張による赤みに効果が高い

・冷却しながら治療するため、従来のレーザーよりも施術後の赤みや腫れが少ない

・従来はできなかったパルス幅の調節が可能で、患者の肌や血管の状態に細かく対応した施術ができる

・皮膚深部でのコラーゲン産生も促すので、赤ら顔の改善と同時にお肌の若返り効果も期待できる


【Vビームのデメリット】

・3カ月ごとに3-5回程度の通院が必要

・内出血や腫れが起きることもある

・炎症後色素沈着により、一時的に治療部分が茶色になることがある(数カ月でほとんど消えます)

・日焼けをしていると、やけどを起こすこともあり、施術できない場合がある


【Vビームの費用】

Vビームの費用は1回の施術で2,000円-60,000円程度です。治療範囲が広い場合は、フォトフェイシャルやフォトRFよりも高額になる場合が多いです。赤ら顔のうち毛細血管拡張症は、保険で治療できる場合があります。


【Vビームのダウンタイム】

Vビームのダウンタイムは2週間程度です。ただし、副作用として炎症後色素沈着が起きた場合、数カ月かかります。


※治療を受けた後、場合により赤みや腫れ、炎症後色素沈着などが現れることがあります。「ダウンタイム」は、このような症状が治まるまでの期間のことです。ダウンタイムは施術の種類や規模によって大きく異なります。また個人差があるため、記載された期間で必ず症状が治まるというものではありません。



美容皮膚科で赤ら顔を改善する施術はいろいろあり、種類によってはほかの施術を同時に受けると料金がお得になる場合もあります。ただし、セットでお得だからと飛び付くべきではありません。医師とよく相談して、本当に必要なのかどうか見極めましょう。


(藤野晶@dcp)