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ポツポツ毛穴やニキビ肌に。毛穴の悩みを解消する美容外科・美容皮膚科での施術

2018.04.19

ポツポツ毛穴やニキビ肌に。毛穴の悩みを解消する美容外科・美容皮膚科での施術


毛穴って、ていねいにスキンケアをしてベースメイクをしたつもりでも、けっこう目立ってしまうものなんですよね……。これを改善する方法のひとつに、美容クリニックでの施術があります。具体的には、どのような施術が行われるのでしょうか。今回は、「毛穴の悩みを解消する美容クリニックでの施術」を解説します。

記事監修



矢加部文(やかべ・あや)先生


専門は形成外科、乳腺外科、美容外科、美容皮膚科。長崎大学医学部卒業後、長崎大学形成外科入局。長崎大学病院・長崎医療センター・福岡徳洲会病院で形成外科、ナグモクリニック福岡院勤務福岡大学形成外科 レーザー外来・美容医療担当、メディアージュクリニック勤務を経て、2016年形成外科・美容皮膚科 みやびクリニック 開院。


▼みやびクリニック

http://www.miyabiclinic.net/

■毛穴の悩みを解消する施術

年を取ると毛穴のトラブルが目立つようになってきます。ニキビやいわゆる「イチゴ鼻」なども、毛穴が原因で起きる症状です。以下は美容クリニックで受けられる、「毛穴の悩みを解消する施術」の代表的なものです。

●ケミカルピーリング

「ピーリング」とは肌の表面にたまった古い角質を取り除き、肌の代謝の仕組み「ターンオーバー」を促進する施術です。ピーリングのうち、薬品によって角質を取り除く施術を「ケミカルピーリング」と呼びます。


ケミカルピーリングで使用する薬剤はクリニックによって異なります。一般的には「グリコール酸」や「サリチル酸マクロゴール」が使われています。このうち、グリコール酸はフルーツ類から抽出されることが多く、「フルーツ酸」とも呼ばれています。


ピーリングによって古い角質を取り除くと、人間が持つ自然治癒能力によってターンオーバーが促進されます。また、毛穴の汚れも取り除かれるため、ニキビの解消も期待できます。

●その他のピーリング

ピーリングには薬剤で角質を溶かすだけではなく、物理的に角質を除去する方法もあります。物理的なピーリングにはさまざまな種類があり、クリニックによって使用している機器により名称が異なります。例としてふたつ挙げます。


・カーボンピーリング

毛穴にカーボンを含んだローションやクリームを塗布し、黒色に反応するレーザーを照射します。その際に熱が発生して詰まっていた汚れや角栓が取り除かれる結果毛穴が引き締まります。ダウンタイム※がなく、施術後にメイクをすることも可能です。


・ハイドラフェイシャル

「ハイドラフェイシャル」は、アメリカ『Edge Systems』が開発した、水の力を使ったピーリング機器です。肌に水分補給をしながら毛穴の奥までしっかりきれいにし、毛穴を引き締めます。ダウンタイム※がなく、施術後にメイクをすることも可能です。

●イオン導入

「イオン導入」は、微弱な電流を流すことでイオン化させた有効成分を肌に浸透させる施術です。有効成分としては以下の3つが多く使われており、それぞれ期待される効果が異なります。


・ビタミンC誘導体

「ビタミンC誘導体」には毛穴、ニキビ、ニキビ跡の治療の効果があります。また、ビタミンC誘導体には「コラーゲン」の合成を促進させる働きもあります。コラーゲンが正常に合成されるようになると、毛穴やニキビが目立たなくなります。


トラネキサム酸

「トラネキサム酸」にはしみやくすみを改善する効果があります。「メラニン」という、肌に沈着してしみの原因になる色素の生成を抑えるため、美白効果も期待できます。


・グリシルグリシン

「グリシルグリシン」には、毛穴の角化異常を正常にし、毛穴の開きを改善する働きがあります。その結果毛穴の開きを目立ちにくくする効果が期待できます。

●エレクトロポレーション(電気穿孔法)

「エレクトロポレーション」は、電気パルスによって細胞膜に小さな穴を開け、そこから有効成分を導入するという施術です。イオン導入に似たような施術ですが、


・大きい分子の成分を導入できる

・イオン化しない成分も導入できる

・肌のより深いところまで有効成分を導入できる


という違いがあります。


毛穴の悩みに対しては、イオン導入と同じくグリシルグリシンを導入しますが、イオン導入の約20倍の効果がある、ともいわれています。

●フラクショナルレーザー

「フラクショナルレーザー」では、レーザーを小さな点状に分割して表皮~真皮に照射します。レーザーのダメージを受ける組織と受けない正常な組織を残す照射法です。


レーザーで削られた部位は「皮膚の入れ替え」が起こります。皮膚の自然治癒力を生かす治療法といえるでしょう。真皮のコラーゲンを再生することによって「たるみ毛穴の改善」、角質や表皮細胞を入れ替えることによって「開き毛穴・たるみ毛穴の改善」につながります。毛穴だけではなく、ニキビ跡や肌の小じわ、たるみの改善にも効果が期待できます。


ほかの治療に比べ、ダウンタイム※をともなう治療です。治療中は痛みも感じますし(クリニックによっては麻酔のクリームを塗って治療します)、当日は赤みや腫れがありますが、お化粧は翌日から可能です。1週間くらいで皮膚が生まれ変わり、治療した部位の皮膚はツルツルとした感触になり毛穴悩みの改善を実感できます。


※手術やレーザー治療を受けると、痛みや腫れ、むくみなどの症状が現れます。この症状が治まるまでの期間を「ダウンタイム」といいます。ダウンタイムは治療の方法や個人差によって異なります。



このような施術は、手術に比べリスク・ダウンタイムも少なく、効果が期待できます。もし目立つ毛穴に悩んでいるのなら、専門医に相談してはいかがでしょうか。むやみにセルフケアを行うと、別の肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もありますよ。


(藤野晶@dcp)