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爪の根元にある「白い部分」はいったい何?大きさが違うのはなぜ?

2018.04.25

爪の根元にある「白い部分」はいったい何?大きさが違うのはなぜ?


爪の根元にある白い三日月形の部分。「健康な人ほど白い部分が大きい」とか「水分が不足すると白い部分が小さくなる」といった説もありますが、これって本当なのでしょうか。そもそも、この白い部分はいったい何? 今回は、「爪のなかにある白い部分」についてです。

記事監修



桑原香織 先生


皮膚科医。東京医科大学卒業。同大学病院にて研修後、東京医科大学皮膚科学教室に入局。東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センターで経験を積み、その後は都内皮膚科クリニックに勤務。現在は、一般財団法人中小企業衛生管理協会霞ヶ関診療所の産業医として就労者の健康管理に携わっている。

女医+(じょいぷらす)所属。


▼霞ヶ関診療所

http://www.kasumigaseki.tokyo/

■爪にある白い部分っていったい何?

爪にある白い部分は「爪半月(そうはんげつ)」といいます。半月のような形のためそう呼ばれています。この爪半月は「生え替わる前の爪」です。爪の赤ちゃんということですね。


爪の根元部分には「爪母基(そうぼき)」と呼ばれる部分があります。ここで新しい爪が作られます。まだ作られたばかりの未熟な爪は、水分が多く含まれているために白く濁っています。その後、伸びて硬くなっていく過程で水分が抜け、透明なものになります。


このとき、未熟な爪が伸びるスピードが速いと、水分が抜けていない白い状態のまま爪の根元から顔を出してしまいます。これが爪半月です。

■爪半月が大きい人と小さい人の違いは?

爪半月が大きい人と小さい人がいますが、これは爪の成長速度が異なるからです。成長速度が速い人は白く未熟な状態の爪が伸びるのも速いため、爪半月も大きくなります。反対に伸びるのが遅い人は、十分に水分が抜けて透明になってから伸びるので、爪半月も小さくなるのです。


爪の成長速度は新陳代謝が関係しています。新陳代謝が良い人ほど爪の成長が速く、悪い人は爪が伸びるのも遅くなります。そのため、新陳代謝が活発な10代など若い人ほど爪の成長速度が速いといわれています。


よく「昔は白い部分が大きかったのに、大人になったらなくなった」という人がいますが、それは年齢を重ねたことで新陳代謝が衰え、爪の成長速度も遅くなったから爪半月も小さくなった、ということです。特に栄養が不足すると、新陳代謝が衰えるだけでなく爪の形が変わったり、爪の見た目にも影響することがあるので注意しましょう。



「爪の中にある白い部分」は、つまり「爪の赤ちゃん」なのです。試しに自分や自分の周りの人の爪半月を見てみたら、新陳代謝が活発かどうかも比べることができるかもしれませんね。


(中田ボンベ@dcp)