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治療費が高額になってしまうかも……。海外旅行の前に「保険」に加入しましょう!

2018.04.27

治療費が高額になってしまうかも……。海外旅行の前に「保険」に加入しましょう!


連休は海外で過ごす、という方もいらっしゃるでしょう。さて、海外旅行に出かける皆さんは「保険」を掛けていますか? 海外にいる期間が長ければ長いほど、病気になったり、けがをしたりする可能性は高まります。日本の公的医療保険は海外では利きませんし、海外では医療費は驚くほど高額なのです! 今回は「海外の医療費」について解説します。

記事監修


吹田朝子(すいた・ともこ) 先生


『一般社団法人 円流塾』代表理事。CFPR(R)認定者(ファイナンシャルプランナー)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、健康ファイナンシャルプランナー(R)。

一橋大学卒業後、生保会社の企画調査・主計部門を経て1994年より独立。著書多数。


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■海外の医療費はこんなに高額!

海外で医療を受けたことのある人でしたら、請求金額に驚いた経験があるのではないでしょうか? 日本は国民皆保険制度のおかげで必要な医療を比較的少ない負担で受けることができるのですが、日本以外の国では医療費が高額なところも非常に多く見受けられます。


『AIG損保』公式サイトの「海外旅行で身近におこるトラブル」というサイトでは以下のような事例が紹介されています(2016年度)。



●アメリカ旅行中にくも膜下出血で入院

観光ツアーでカリフォルニアへ。渡米後2日目に嘔吐(おうと)・頭痛の症状を発症。その後、意識不明となり救急車で搬送され、入院が45日間に及ぶ。日本から家族が駆けつけた。

・治療費:約8,000万円

・救援費:約200万円

・搬送費:約250万円


【合計】:約8,450万円


●南太平洋の島で観光中に崖から転落し骨折

病院でレントゲンを撮ることができたが、頸椎(けいつい)骨折との診断。現地では十分な医療施設がなく、医療チャーター機で日本へ搬送し、空港から救急車で病院へ搬送。帰国後、頸椎のほかに腰椎も骨折していたことが判明し手術を実施。

・治療費:約430万円

・搬送費:約2,000万円(医療チャーター機使用)


【合計】:約2,430万円

⇒データ出典:

『AIG損保』「AIG損保の海外旅行保険」

https://www-429.aig.co.jp/ota/

両例ともかなり重篤な状況ではあるものの「治療費」自体が信じられないぐらい高いことが分かります。


日本では比較的軽い手術で済む「虫垂炎(盲腸)」の治療を見てみると、アメリカでは手術費用の平均が約3万3,000ドルというデータがあります(2009年の調査)※。ただし、これはあくまで虫垂炎除去費用として「1,500ドルから18万ドルまで」幅があってのこと。


平均の3万3,000ドルでも日本円で346万5,000円(1ドル=105円で計算)と大変な高額です。ちなみに日本の場合、総額30万円ほどで自己負担額は約10万円というのが相場ですので(入院日数によります)、アメリカの医療費がいかに高いかが分かりますね。



渡航先で医療機関にかかると、かなり高額な出費を覚悟しなければなりません。そのため高齢者の皆さんだけではなく、長期滞在になる人なら「海外旅行保険」などに加入しておくことを考えましょう。


クレジットカードに「海外旅行傷害保険」が自動で付いているケースもあります。クレジットカードに付いている「海外旅行傷害保険」は、一般の「海外旅行保険」に比べると、補償される範囲に上限があったり、部分的に対象外のことがあったりします。


ですので、事前にその内容を確認して、足りない部分を民間の「海外旅行保険」で補うようにするとリーズナブルでしょう。


転ばぬ先の杖といいますが、病院に担ぎ込まれてから後悔しても遅いですからね。

CBS NEWS(CBSニュース)による

⇒データ出典:

『CBS NEWS』「Cost of an appendectomy? Reddit user posts $55,000 bill」


(高橋モータース@dcp)